yumemonogatari

いろんな恋愛のお話です☆短編から長編まであります^ - ^

夏祭り(後編)

電話を切った後に少し寂しそうな顔をするミキ

 

『どうしたの?何かあった??』と心配する葵

 

『ううん。なんか生徒会の仕事が入ったみたいで、、、これないみたい』と落ち込むミキ

 

『そっかぁ〜。生徒会の先生人使い荒いからなぁ。、、、ミキ、じゃあ、俺と楽しもう』と微笑む葵

 

葵の顔を見てパッと顔が明るくなるミキ

 

『そうだね。葵と一緒に行けるから楽しいね、、、』と微笑むミキ

 

『ほらっいこう。』と歩き出す2人

 

 

そして、

お祭り会場に向かう

 

(この夏祭りは、町の山の上にある神社をメインにして毎年、町の活性化の為に行われる夏祭り)

 

2人はその山のふもとまでやってきた

 

2人で鳥居をくぐり歩いて行く

 

お祭り会場ということもあってだんだん人の数が増えて行く、、、

 

途中で葵を見失いそうになるミキ

 

 

すると

 

どこからか

パッと手を繋がれる

『ほらっ、手を繋いでないと迷子になっちゃう』と微笑む葵

 

その行動にドキッとするミキ

『あっ、、ありがとう。葵』と微笑むミキ

 

『ミキは、本当おっちょこちょいだから、、見てないとすぐ迷子になる』と困った顔をしていう葵

 

『そんなことないよっ!!私もうこどもじゃないもん』と怒るミキ

 

『そうだったね。ごめんごめん、、、』とミキを見つめて頭を撫でる葵

 

たまたま、

そこに葵の部活の子がいた、、、

 

『あっ、ミキちゃんだ〜。』と話しかけて来る友だち

 

『こんばんは。葵と一緒のサッカー部の人ですよね??』と微笑むミキ

 

『やっぱり可愛いなぁ〜』と微笑み返す友だち

 

『あ、ありがとうございます。』と頭を下げるミキ

 

急に

ミキの耳元で

『やっぱり彼氏だったんだね。、、』と声を掛ける友だち

 

『あの、、、?彼氏って??』とミキが聞き返す

 

『あれっ?葵から聞いてない??』と不思議がる友だち

 

『何も、、、』と不思議がるミキ

 

『でも、葵、、俺の彼女だから絶対手を出すなよって言ってたよ』とさらっと話す友だち

 

その言葉の意味がわからなくて

 

ドキッとするミキ

 

『あれ?違ってたの??、、なら、実は俺、、、ミキちゃんのこと好きなんだ。、、真剣に俺と付き合ってください』と頭を下げる友だち

 

『あっ、、、私は』と言い掛けると葵が話に入ってくる

 

『さっきから何の話しをしてるの?!』と少し機嫌が悪くなる葵

 

『ごめんごめん。じゃあ、俺は行くよ〜。返事また聞かせてね』と微笑んでその場から離れる友だち

 

 

気まずい雰囲気になる、、、

 

葵はまだ怒っている

 

『あ、葵、、、あの、、、』と困るミキ

 

『ミキっ!ちょっとこっちにきて!!』と手を引っ張られ神社の上の方に連れて行かれるミキ

 

人気がないところにつき

『あおい、、どうしたの?、、それにさっきの、、、』と色々知りたくて葵に聞くミキ

 

すると

 

ミキの方を振り向き

 

 

いきなり

顎をグイッと持ち上げられキスをされる、、、

 

ミキはびっくりして目を丸くして

葵を見てる

 

『だから、、今日は付いてきたんだよ!!』と乱れながら話す葵

 

その意味が全くわからないミキ

 

『ミキはいつも気づいてないから、、、』とミキを見つめる

 

『あお、、い??あの意味がわからない、、、』とまだよくわかってないミキ

 

 

は〜っとため息をつき

 

『ミキ、、

俺、、ずっとお前のことが好きなんだよ、、、』と急に告白される

 

 

その言葉を聞いて

 

びっくりするミキ

 

『ミキは知らないかもしれないけど、、実はお前のことみんな可愛いって言ってて凄くモテてるんだよ!』と話しだす葵

 

『そんなことないよ。だって、、告白されたこともないし、、噂だって、』と葵を見つめる

 

『俺が全部、、、お前に内緒で断ってたんだよ』と言いにくそうに応える葵

 

『えっ?!でも、、葵そんなこと一言も言ってくれなかったよね??』とびっくりするミキ

 

『初めは、、ミキが凄くモテてるから、、何でもてるんだろってからかって友だちと話してたんだけど、、、ミキが他の男と歩いてるのを想像したら凄く嫌になって、、、』と困る葵

 

『私を彼女って言ったのは??』と聞き返すミキ

 

『ごめん、、気づいたら、、ミキは俺の彼女って、、つれにいってたんだ、、、』と謝る葵

 

『そ、、そうだったの』と気が抜けるミキ

 

『ミキ、、、こんな風に本当は気持ちを伝えたくなかったんだけど、、、俺と、、真剣に付き合ってくれないかなぁ』とミキを真剣に見つめる葵

 

『わたし、、、』と濁すミキ

 

『ミキ、、、』と顔を見つめる葵

 

『私、、あおいのそばに本当にいてもいいの、、、?』と葵の顔を伺うミキ

 

『えっ??』と不思議に思う葵

 

『だって、、葵はモテるから、、、私だから、、離れようとしてたのに、、私みたいな荷物が付いてたら、、彼女ができないから』と応えるミキ

 

『ミキ、、ずっとそうやって思ってたの??』とミキを見つめる

 

『うん、、お母さんにも言われてたから、、、私、、葵を卒業しようと思ってたの、、、』と泣きそうになりながら話すミキ

 

そんなミキを見て

そっと抱きしめる葵

 

『ごめん、、、。俺が気づくのが遅かったんだな。もっと早く話せばよかった、、』と葵

 

『葵はズルいよ。私は離れようと必死だったのに、、、いつも近くにいるから、、、、だから、背伸びして早く彼氏作ろうとしてたのに』と涙声で訴えるミキ

 

『ごめん、、ミキ、、、俺はミキがいいんだ。、、ミキじゃないとダメなんだ。俺と付き合ってください』と抱きしめ真剣に話をする葵

 

『うん、、、。私もう、、絶対離れないからね。葵のこと1番好きなんだから、、、』とギュッと引っ付く

 

『ミキ、、1つだけお願いしてもいいかなぁ??』と微笑む葵

 

 

『何??』と泣きながら聞き返すミキ

 

『もう1度だけ、、キスさせて』と微笑む葵

 

ミキは恥ずかしがりながら

今度は目を瞑る

 

そして、

優しいキスをする2人、、、

 

2人はもう1度見つめあって微笑み

 

その後は

 

 

 

 

仲良く手を繋ぎお祭りデートのつ・づ・き❤︎

 

 

(おしまい❤︎)

 

 

 

 

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