韓国へ.11
甘い最後の夜を過ごし
ついに、ミンとのお別れの日がやって来た
本当に最期の日、、、
明け方
きっかはミンに抱き締められて寝ていたけど、やっぱり寝つけないでいた
ため息をつきどうしようか考えていると
その時ちょうど
きっかにミンのマネージャーからメールがやってきた
メールの内容を見て
ミンを起こさないように
そっとミンの部屋から出てマネージャーの部屋へ行くきっか
きっかは何の話をされるのか
不安になりながらドキドキしてマネージャーの元へ
でも、
悪いことではなく
ミンのことをよろしくお願いしますと頭を下げられ頼まれる
今日の夕方には韓国に帰るから17時には戻るようにときっかに伝える
きっかはわかりましたと応え。また、ミンの寝てる部屋に戻る
ミンの安心して寝てる顔を見てきっかはカッコいいと思いながら、ミンの頬に手を置く
ミンが少し寝ぼけながらきっかの手を引っ張りベッドに倒す
そして、抱きしめる
さっき起きたら部屋にいなかったので昨日のこともあり心配していたミン
きっかは『大丈夫一緒にいるから。』と微笑む
その微笑んでる姿を見て
ミンは、可愛いと思いながら優しく抱きしめる
朝からラブラブしながら時間はすぎていく
きっかはやっぱりそわそわして落ち着かない、、、
今日の夕方にはミンが韓国に帰るからどおしても離れられない、、、やっぱり考えると寂しくて、、、淋しくて
離れたら、もうミンに会えなくなってしまう気がしてとっても怖かったから、、、
でも、ミンはクリスマスの約束をしてくれた『12月24日に絶対に日本に戻ってくるから2人でクリスマスの2日間過ごそう』って昨日約束してくれた、、、
きっかはその約束を思い出し少しホッとする
寂しさも前よりは減っていた、、、
韓国にミンが帰ることもあって、きっかはミンのことを心配して浅草寺にお参りに行きたいと前々から頼んでいた
2人はベッドで何回も顔を見合わせて微笑む、、、
それが幸せで幸せで
ある程度時間が経って
微笑みながら
『ほらっ、早く行かないとデートできなくなっちゃうよ。』とミンが急にベッドから起き上がり声を掛ける
『う、、ん。』とミンを見つめ頷き支度をする、、、
最後のデート
実は、急に一緒に入れることになったので、デート用の服を待ってこなかったきっか
きっかが困っているとミンが『今日は、僕が服装を選んであげるからまずは、服を買いに行こう』と言ってくれて、ミンとショッピングへ
ミンも俳優なのでバレないようにメガネをかける
その姿がまたカッコよくて、きっかが照れてしまう
ミンが『行こう』ときっかの手を繋ぎながら、服探しへ
服屋さんをいろいろ回ってきっかに似合いそうな服をチョイスしていく
いろいろ見た中でもミンは、赤いセーターにGパンにベレー帽にしようと服を持ってくる
着てみると案外可愛くて、きっかはすごくそれを気に入った
ミンもいいでしょ?と笑いながら自分のセンスの良さを教える
そんな姿を見て思わず笑ってしまうきっか
2人の時間が一刻一刻と過ぎていく、、、
それでも時間は気にせずデートを楽しむ
服装も完璧にしていざ浅草寺へ
ミンは初めてくる浅草寺に驚ろく
雷門がとっても印象的でミンはとっても喜んだ
でも、人が多いということもあって
ミンを見てる人がたくさんいる
きっかは、ここはダメだったかと思いどうするか悩んでいると
ミンがきっかと手を繋ぎ『僕は、バレても大丈夫だからデートを楽しもう』と微笑んでくれる
きっかは、『本当に大丈夫?私とのことバレたら大変だよ』と言うと
ミンは『手を繋いでいた方が絶対バレないよ。まさか僕が日本に彼女がいるとは誰も思わないよ』と笑いながら応える
きっかも確かにそのほうがバレないかもと考える
今しか一緒にいられないからデートを楽しむぞ〜と心に決めるきっか
きっかは、デートの途中でふとお守りのことを思い出す
ミンに境内のとこで待っててといって手を離して行ってしまう
『きっか、ちょっと、、、』と声を掛けるが急いで走って行く
『ほんと、いつもそそっかしいなぁ〜』と笑いその姿を見守るミン
そんな時、たまたまモデルのスカウトマンがきていて
ミンに話しかける
ミンは、笑顔でスカウトマンと英語で話してる
お守りを買い終えたきっかが急いでミンの元にやってくる
ミンが男の人と話をしてるのを見て、しまったと思いどうしたのか聞くと
スカウトマンが彼にモデルをやってくれないかと話をしているところだった
ミンは、『興味がないからモデルはちょっとないかな』と澄ました顔で話をしていて、スカウトマンは、きっかを見るなり『彼女さんからもモデルになるように頼んで欲しい』とせがまれる
きっかは、『本人がやりたくないって言ってるから無理だと思いますよ。』とはっきり応えると
もし気が向いたら、電話してくれと名刺を渡し挨拶してスカウトマンは去っていった
ミンときっかは顔を合わせ
『スカウトされたね』と笑いながら話す
きっかは、ミンの頬を触り『やっぱり誰が見てもかっこいいんだね』と嬉しそう
そこになぜかこの行動を見ていたのか、マネージャーが心配して現れる
ミンときっかは驚きマネージャーに『どうしたの?』と聞くと
『心配で見にきた』といい、ミンがマネージャーにスカウトされた話をしている
きっかは、ミンとマネージャーが話している言葉があんまりわからないので心配そうに眺めていると
2人揃って『大丈夫だよ』と笑顔で声をかけてくれた
マネージャーも加わりなぜか3人でデートに笑
ミンは、マネージャーに『今日は、最後のデートだから帰ってくれ』と頼むけど
『ダメ』とマネージャーが言う
ミンは拗ねて、『ならいいよ』ときっかと手を繋ぎ。マネージャーを無視して2人でデートを楽しむ
タイミングを見計らって途中でマネージャーを置き去りにして逃げる笑
マネージャーからだいぶ離れ人気のないところへ
『やっと2人になれた〜』とミンは微笑みながきっかに言う
そのきっかけに
きっかがお守りをミンに渡す
『会えないのは寂しいけど、ずっとおもってるから、、、』と英語で答えるきっか
ミンは、きっかの言葉をきいて『ありがとう。僕はずっと君を大切に思うよ』と微笑む
そして、きっかをじっと見つめ
『愛してる』と応え、隠し持っていた小さい箱のプレゼントをきっかに渡す
きっかは、それを見て驚き泣いてしまう
可愛いハートのついた指輪をミンがくれたからだ
照れながら、きっかの右手の薬指に指輪をはめるミン
『とっても嬉しいよ』と泣きながら喜ぶきっか
ミンは、すごく嬉しくてきっかを抱きしめて『ずっと一緒にいようね』と言い、キスをする
そして、きっかと約束する『毎日連絡もするし、写真もいっぱい送るから絶対寂しい思いをさせないから』ときっかの泣きじゃくる顔を見つめ涙を指で拭き、もう一度優しいキスをして抱きしめる
離れても大丈夫なように強く抱きしめるミン
時間が一刻一刻と過ぎていき気づけばもう17時
飛行機の時間がやってきた
ミンからもらった指輪を眺めながら、幸せを感じ
ミンとお別れすることに
ミンは『すぐに連絡するからね』ときっかに伝える
きっかは、『私もメールするね』と言って手を振って見送ることに
ゲートに入り
マネージャーは『大丈夫か?』とミンに聞く
『大丈夫。』と微笑み飛行機に乗り込む
きっかは
ミンの心配をしながらも指輪を見て、来月会えるから大丈夫と思い彼を見送る
寂しいけど、彼のことを信じて待とうと決めたきっか
彼が旅立っていった、、、自分の国へ