幸せ.40
家に着く
きっかが寝てるので起こすミン
寝ぼけてミンに抱きつくきっか
『きっか、運転手さん見てるよ』と声を掛け
はっとして目が覚める
『ごめんなさい』と慌てて韓国語で運転手さんに謝るきっか
運転手さんが笑っている
『アルムさん、ありがとうございます(韓国語)。ほらっ、きっか行こう』とミンはきっかと手を繋ぎ車から降りる
そして、きっかが家に入ろうとする
すると、
ギュッと手を握られ引っ張られる
『きっか、ちょっとお出掛けしようか』と微笑むミン
『うん、、、』とびっくりするがミンの顔を見て微笑むきっか
ミンの車に乗り換える
車に乗る時も乗っている時もずっと手を繋いでいるきっかとミン
『きっかは本当に素直だよね。』とミンがきっかを見て微笑む
ミンをじっと見つめ
『前の彼の時に、、、。素直には素直が帰ってくると学んだから』とニコッと笑って応えるきっか
『前の彼?』と不思議に思うミン
『前の彼はバンドでずっと一緒にやってるから、結構気を使ってたの。それがきっかけで離れることになったから、、、』と少し寂しそうに応えるきっか
『もう、あんなふうになりたくないの』とミンを見つめて応えるきっか
『そんなに好きだったの?』と真剣に聞くミン
『大好きだったよ。、、、ずっと忘れられなくて。、、凄く辛かったの。』と窓から外を見るきっか
きっかの落ち込んでいる姿を見て
『今も?』と不安になりながら恐る恐る聞くミン
ミンの方を振り向き顔をじっと見て
『ううん。今はもうミンの事が好きすぎて。それが幸せなの。ただ、前哀しい思いをしたからあんなふうにまたなるんじゃないかってたまに怖いの』とミンをじっと見つめて応えるきっか
『そんなふうにずっと思ってたの?』と心配そうに聞くミン
『うん。、、、信じているけど、裏切られるのが怖いの』と寂しそうに言うきっか
きっかの元気のない様子を見て
『きっか前にも言ったと思うけど、韓国の約束覚えてる?』と真剣に応えるミン
ミンの顔を見つめ『うん。覚えてるよ。』と応える
『あの約束は、絶対に守らないといけないんだよ。日本ではただの口約束かもしれないけど、韓国ではとっても大切な事なんだ』と笑って応えるミン
『僕が絶対幸せにするから、ずっと一緒にいよう』と真剣に応えるミン
その言葉を聞いて涙が溢れてくるきっか
『本当泣き虫だなぁ〜。また、泣いて〜』とからかってくるミン
『だって〜。ミンが凄く優しいから』とミンを見つめるきっか
『そう言うところを見ると、すぐキスしたくなるよ』と笑って応えるミン
『私嬉しすぎて。、、、なんて言えばいいかわからないけど、本当にありがとう』と涙を流しながら満面な笑みで応えるきっか
その笑顔を見てもっと愛おしくなるミン
きっかはミンを見つめて微笑み
『ねぇ。今からどこ行くの?』と楽しそうに話し掛ける
『映画を見に行こうかと思って』ときっかを見て微笑むミン
『ミンが出てる映画?』とテンションが上がるきっか
『そうだよ。』とクスッと笑いながら応えるミン
凄く喜んでいるきっか
ミンの隣で
急にミンの出ているインスタを見るきっか
『やっぱりミンってかっこいいね。大好き』と運転しているミンのほっぺにキスをする
その時、ちょうど赤信号で車が止まる
するとミンが
『きっか』とニコッと微笑み声を掛け
肩を寄せ口にキスをする
その行動が恥ずかしくなるきっか
『きっかって本当可愛いよね。前の彼が見る目がなかったんだよ。そのおかげで僕はlucky』と愛おしそうに見つめるミン
『ミンは、絶対裏切らないでね』と真剣に言うきっか
『もちろんだよ。絶対哀しませないから。覚悟しとけよ』とふざけて笑って言うミン
頷くきっか
映画館に着き車を降りる2人
ミンは変装する為、ヒゲとサングラスをかける
今日もバレないように念入りに変装する
きっかと手を繋ぎ
映画館のチケットを買いに行く
きっかが『私がチケット買ってくるよ』と声を掛けると
『きっかは、韓国語があんまり話せないからダメだよ。』とミンに言われ。
そのまま手を繋いで結局一緒にチケットを買いに行く
チケットを買いに行った後
お決まりの定番、ポップコーンとジュースを次に買いに行く
周りにバレないように気をつける2人
映画を見るスクリーンの有る部屋に入る
ミンは日本語の字幕が出る映画館をわざわざ探来てくれたみたい
2人は席に座り
映画が始まるまで何気ない会話をする
『きっか。お願いがあるんだけど、、、今から始まる映画の感想を後で聞かせてもらいたいんだ』と真剣に頼むミン
『うん。わかったよ。でも、どのミンも毎回かっこいいよ。』と笑顔満開で応えるきっか
映画がはじまる
現代物
ラブストーリーの話
きっかは、いつもと違うミンの演技にまた魅了してしまう
泣いたり笑ったり怒ったり
ころころ表情が変わるきっか
ずっとそれを見ているミン
(純粋で本当心がすんでるんだなぁ。もっと守りたくなるよ。きっか)
たまに目が合うきっかとミン
それが凄く嬉しくて微笑み手を握る2人
何気ない幸せな時間がずっと続く、、、
映画が終わり
近くのカフェでお茶をする2人
『どうだった?あの映画』と真剣に質問するミン
『ラブラブ過ぎて羨ましい』と拗ねるきっか
そんな反応をすると思ってなかったので、失笑するミン
『そんなふうに映画をずっと見てたの?』と失笑しながら応える
『うん。私ならいいのにって何回も思ったよ』と真面目に言うきっか
『本当、毎回面白い事言うよね。そんなふうに言われたのは初めてだよ。』と笑顔で応えるミン
その笑っている姿を見て
きっかは急に
ミンの頬に手をのばし頬を触る
そして、ミンを真剣にじっと見つめる
きっかのその行動にドキッとするミン、、、