youth 出会い.1
上野ひろみ17歳普通の高校生
桐島学園
坂上 準20歳バンドマン
軽音部
先輩 後輩
spade ♠️バンド名
5人バンド
ボーカルは坂上 準
ギターは安藤 達也
ベースは神木 結
キーボードは石神 剱(いしがみ けん)
ドラムは堂島 誠
デビュー直前のバンド
………
ある日の事
『ごめんごめん。今日だけ一緒に行って〜』と手を合し凄く頼まれるひろみ
『でも、、、わたし、ライブとか行ったことないし』と困るひろみ
『そこを何とか。本当に一生のお願い!!わたしが凄く見たかったspade♠️のライブなの!!』と石原花音に手を合わされ何回も頼まれる
頼まれると断れないひろみ
『仕方ないなぁ〜。行ってあげるよ。』としぶしぶオッケーする
『ひろみ〜。ありがとう』と抱きつく花音
ひろみはクスッと笑い
『何時にどこにいけばいいの??』と笑って聞く
『17時から開場だから16時には会場にいてほしいの』とすごく頼まれる
『わかった。じゃあ、16時ね。先に待ってるからバイトが終わったら来てよ』と微笑むひろみ
『本当、あんたは神様だよ。大好き〜』と泣きそうになりながら抱きつく花音
『わかったわかった。苦しいって』と抱きついた腕を外させる
『じゃあ、お願いします。隊長』と敬礼する
『本当いつも調子がいいんだから』と微笑むひろみ
『ごめん。バイトの時間に遅れる!!頼んだからね』と急いでひろみのチケットを渡して手を振って走って行く
、、、
16時に会場に着くひろみ
でも、早すぎたのかまだ誰もいない
(会場間違えたのかなぁ、、こういう時にいつも方向音痴がでるから)と心配になり
ライブ会場の外から部屋の中を覗こうとする
たまたま
そこに坂上準が通りかかる、、、
ひろみが変な動きをしているのをずっと見ている
その動きが面白くて
クスッと笑う
『あの〜。もしかして、、迷子ですか?』と微笑んで声を掛ける準
変な行動をしてたのはやめ
そっと準の方を振り向く
『あの、ごめんなさい。ハノンってライブ会場はここですか?私、、えっと、、初めてここに来るのでわらかなくて、、』と困りながら言うひろみ
『ここで合ってますよ。誰のバンドを見に来たんですか??』と微笑む準
『あの、、spadeっていうグループです、、』ともじもじしながら言うひろみ
(この子本当かわいいなぁ〜。)と微笑み
『じゃあ、僕のバンドだね』とニコッと笑う
『えぇ!?そうなんですか?、、、あっ、ごめんなさい、、。私友達に頼まれて、、』と手を合わせ下を向き謝る
『本当、面白い子だね。、、あっ、よかったら僕が案内しようか』とにっこり笑う準
(この人かっこいい、、バンドのメンバーだよね?、、、優しいし。それで花音がはまったのか、、、イケメンだしね)
『ほらっ、こっちにおいで、、、』と手招きされ中に入る
『えっ?あっ!はい』と付いていく
でも、そわそわして不安そうに着いて来るひろみを見て
クスクス笑い
『大丈夫だよ。何か心配??』と優しく声を掛ける準
『あっ、えっと、、、友だちにいい席をとってねって言われてるので』と心配そうに応えるひろみ
『それかぁ〜。』とひろみを見て微笑み
ホールのドアを開け
『それなら大丈夫。いい席紹介してあげるよ』とニコッと笑う準
『あの〜?でも、並ばないと、、、』と悪そうに声を掛けるが
中にスタスタ入っていく準
『あの?聞いてますか??』と準を追いかける
会場に入るとたくさんの椅子が並べてある
それにびっくりするひろみ
『お〜い。こっちきて』と
ステージの近くから手招きして準が呼んでいる
急いで準の元へ近づくひろみ
『あの〜。』
『ほらっ、ここなら1番いい席でしょ?』と笑って声を掛けてくれる準
『えっ??』と変な顔をするひろみ
『ここが1番いい席なんだけど、、他の場所がいい??』と困った顔をして聞く準
『いえ、凄い嬉しいです。けど、並んで、、、』
『大丈夫だよ。ここ予約席にしてあげるよ』と微笑む
『そんな〜悪いですよ。』と困惑するひろみ
『だって、まだファンじゃないんでしょ??、、僕たちの魅力を分かってもらわないと』と澄ました顔で言う準
そして、
『好きになってもらう為にここに座って』と満面な笑みで応える準
『わかりました、、。じゃあ、お言葉に甘えて』と申し訳なさそうに準を見つめる
2人で話をしていると
バンドのメンバー達が会場に戻ってきた、、、