yumemonogatari

いろんな恋愛のお話です☆短編から長編まであります^ - ^

youth 真剣.20

それを見てクスクス笑うひろみ

 

『ほらっ、笑われただろう?若作りをしてもダメなんだよ』とお母さんに言う準

 

『でも、彼女、、私のファンだと思うよ』と笑うお母さん

 

『えっ?!』とひろみを見る

 

目がキラキラして話したいことが沢山ありますって顔をしているひろみ

 

『ひろみ、、、?もしかして、お母さんのファンなの??』と真面目に聞く準

 

うんうんと頷くひろみ

 

『そんなに好きなの??』とびっくりして聞く準

 

『大好きなんです。由美子さんに憧れて桐島に来たんです。』と目をキラキラさせるひろみ

 

『あらっ。嬉しい。まさか準の彼女が私のファンなんて、、、』と微笑むお母さん

 

『あの、ぜひ握手してください』と頼むひろみ

 

『いいわよ〜。』とニコニコで手を握るひろみ

 

『ちょっと、、、ひろみは僕のなのに、、、』と嫉妬する準

 

『やだ、準そんなに好きなの??』と笑うお母さん

 

 

『母さんが変な時にくるから、、、』とため息をつく準

 

お母さんが準の耳元で

『そんなに焦ると嫌われるわよ』と微笑む

 

『で、、、何で今日ここにきたんだ』と呆れて聞く準

 

『実は、昨日結君から連絡があって。準に彼女ができたって聞いたの。そしたら、いてもたってもいられなくて準にすぐ会いにきたの』と微笑むお母さん

 

『えっ〜?!結にまた、監視させたの??前もするなってあれほど言ったのに、、、』と白い目でお母さんを見る準

 

『親が子どもの心配して何が悪いの??、、、最近、準から連絡がまったくこないくて、母さん心配してたのよ』と泣きそうになりながら応えるお母さん

 

『もう、20歳になったんだぞ!母さんいい加減離れてよ』と困る準

 

ひろみが準に近づき

『準そんなに言わなくても、、お母さんは、準の心配して見にきたんでしょう?』と優しく声を掛ける

 

『そうだけど、、、。僕はひろみ』と言いかけて考える準

 

『どうしたの?、、準??』と不思議に思うひろみ

 

『母さん、実はひろみと今度一緒に住むことにしたんだ』と唐突に言う準

 

 

『準、、、あっ、えっと』と焦るひろみ

 

『あらっ!そうなの?もうそんな仲なの??』と微笑むお母さん

 

『いえ、、あの』と困るひろみ

 

『へ〜。そういうとこは、こうちゃんに似たんだね。準』と嬉しそうに応えるお母さん

 

『だから、旦那のこと毎回こうちゃんって呼ぶのやめろよ。』と恥ずかしがる準

 

『こうちゃんも結構強引で準みたいだったのよ。やっぱり親子だったのね笑、、、準が女の子に興味が全くなかったから凄く心配してたのよ。』とお母さん

 

『母さん、頼むからもう帰って』と焦る準

 

『準、なんで帰そうとするの??ひろみちゃんと何かするの??』とパッと言う

 

『いえ何にもしないです、、、』とひろみの顔が赤くなる

 

『母さん、ひろみの前でそう言うこと言っちゃダメだよ』と余計に困る準

 

『何で?でも、そう言う仲なんでしょ??ひろみちゃん、可愛いし』とひろみを見て微笑むお母さん

 

 

『準、ひろみちゃんと2人で話しをさせて欲しいんだけど、、、』と真面目に頼む

 

『ダメに決まってるだろ。ひろみだって困るよ』と真剣に応える準

 

『準、、私はいいよ。』と微笑みながら応えるひろみ

 

ひろみを見つめ

 

はぁ〜っとため息をつき

『わかった。何かあったら呼んでね』と違う部屋に行く準

 

準がいなくなるのを見て

『ひろみちゃん、、お願いがあって』と真剣に頼むお母さん

 

『はい?あの、、お願いって、、、』と真剣に話を聞くひろみ

 

『あの子をお願いします』と急に頭を下げるお母さん

 

『あの、、えっ、、顔をあげてください、』と焦るひろみ

 

 

『あの子があんなにキラキラな目をして話してるのはこれが初めてで』と必死なお母さん

 

『あの、由美子さん、、、?私が準くんのこと大好きなんです』と焦って応えるひろみ

 

『えっ?!』とびっくりする

 

『準くんが私の代わりに気持ちを言ってくれるだけで、、私の方が彼に夢中で、、、』と顔が赤くなるひろみ

 

クスっと笑うお母さん

『そうなんだね。てっきり準が無理やりだと思ってたから』とホッとするお母さん

 

『私が言葉が足りないから、、、でも、大好きなんです。一緒にどうしてもいたくて』と真剣に応えるひろみ

 

『そうなのね。今日はあなたに会えてよかったわ。、、、あなたなら準は幸せね。、、、本当に素直な子』と微笑むお母さん

 

『あ、、ありがとうございます』と深々と頭を下げるひろみ

 

『ねぇ。今回の文化祭のグラプリコンテストは出るんでしょ??』とニコッと笑うお母さん

 

『はい、、、。それが私の目標ですから』と真剣に張り切って応えるひろみ

 

『そう。、、、なら優勝してね。楽しみにしているわ。』と笑うお母さん

 

『じゃあ、そろそろ私は帰るわね。本当はもっと話したかったんだけど、準が凄く怒るから、、、後、あんまり準がしつこかったら連絡ちょうだい。こうちゃんに似て強引そうだから笑』と笑うお母さん

 

顔が赤くなるひろみ

 

お母さんとひろみの話が気になって

心配でひろみの様子を見にくる準

 

ひろみが困っているのを見て

 

 

『母さん、ひろみを虐めないでよ。』と止めに入る準

 

『準がひろみちゃんを虐めてるんでしょ?』と釘をさすお母さん

 

『えっ?!どういうこと??』と不思議になる準

 

『なんでもないよ笑、、、私は、もうこれで本当に帰るわね。こうちゃんが待ってるから』と微笑むお母さん

 

『じゃあね。また、、、』と手を振って家を出て行く

 

 

準は

お母さんを追いかけ

『今日は、来てくれてありがとう。母さん。、、、ごめん。本当にありがとう』と微笑み頭を下げる

 

 

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