yumemonogatari

いろんな恋愛のお話です☆短編から長編まであります^ - ^

youth ライバル.23

『あっ、、紫音くん、、』

 

『ひろみ先輩どうしたんですか??何かあったんですか??』と心配して話し掛けてくれる紫音

 

 

紫音に心配させたらいけないと思い

『いや、たまたま歩いてたら目に虫が入って』と微笑みながら話すひろみ

 

『先輩。目見せてください』と紫音がひろみの顔を除く

 

ひろみの顔に紫音の手が触れる

 

『先輩。虫はいないですよ。』とじっとひろみを見つめる

 

 

その行動にドキッとするひろみ

 

『ごめん。気のせいだったかも、、ありがとう』と顔を背けて笑うひろみ

 

 

すると

 

急に腕を掴まれ

 

 

そのまま抱き締められる

 

 

耳元で

『先輩、、、嘘ついても僕にはわかりますよ、、、』と囁く紫音

 

紫音の顔を見て

顔が赤くなるひろみ

 

『先輩、、やっぱり可愛いですね』と微笑む紫音

 

そこに電話がかかってくる

 

着信音でハッとするひろみ

 

紫音から離れ

 

 

携帯に出ようとするが

 

 

また、

 

直ぐに抱き締められる

 

 

 

そして、

 

そのまま

 

強引にキスをされる

 

 

 

着信音はずっと鳴ったまま、、、

 

 

びっくりしたひろみは

紫音を突き飛ばす

 

『ご、ごめんなさい』と謝るひろみ

 

『先輩が泣くから、、、可愛くて、、すみません。』と謝る紫音

 

着信音が鳴り終わり

 

『先輩、彼氏いますか??』とひろみをじっと見つめ真剣に聞く紫音

 

『あっ、、、』と紫音の顔を見るひろみ

 

 

『先輩すみません、、、僕先輩に惚れました、、、』とニコッと笑い謝る紫音

 

『あっ、、私、、、かれし』と説明しようとするひろみ

 

 

 

そこに

 

『ひろみ!!こんなところにいたの?やっと見つけた』と真剣な表情でひろみを抱きしめる準

 

ずっとひろみを探していたようで汗だくになっている、、、

 

紫音はそれをじっと見ている、、、

 

『先輩、、そういうことですか。よかったですね』と微笑む紫音

 

 

『あっ、、いや、、ごめんなさい。あ、、ありがとう』と戸惑うひろみ

 

 

その2人のやり取りを準はじっと見ている

 

 

準は2人の様子が気になったけど

『ほらっ、行こう!!』とひろみの手をぎゅっと繋ぎ

 

急いでその場から離れる、、、

 

 

2人で少し歩きながら話をする

 

『花音ちゃんと結のこと本当ごめんね。僕が早く言うべきだったよね』と謝る準

 

『あっ、、、』とぼ〜っとしているひろみ

 

『ひろみ?!』とその様子を見てびっくりする準

 

『ううん。違うの。、、なんか私だけ知らなくて、、、置いていかれたみたいな気がして、、寂しくて』と応えるひろみ

 

 

いつものひろみとどこか様子が違うことに気づく準

 

『ひろみ?、、、、今日ライブ見に来るよね??』とひろみを見つめ聞いてみる

 

『うん。見に行くよ』と満面な笑みで微笑むひろみ

 

その言葉に少しホッとする準

『一緒にライブ会場に行こうか?』と心配して聞いてみる

 

 

すると、

『それは絶対ダメだよ。もうすぐデビューだし。周りにバレたら大変だから、、、私1人で見に行くよ』と微笑むひろみ

 

 

『そっかぁ〜。じゃあ、気をつけてきてね。待ってるから、、』と微笑む準

 

準の微笑む様子を見て

うんと満面な笑みでひろみが頷く

 

そして、

手を振って準を見送るひろみ

 

準は駅のある方へ歩いて行く、、、

 

 

準が駅に行くのを見て

 

 

ひろみは反対を向き

また、学校に向かう

 

 

準はひろみの様子があまりにも変だったのでバレないように後をつけることにする

 

(ひろみ。どこ行くんだろう??、、)と不思議に思い後ろをついて行く準

 

後ろを一切振り向かずスタスタ歩いて行くひろみ

 

ひろみをつけて行くと

1つの教室に入って行くのが見えた

 

準は、そっとその部屋に近寄り中を覗く

 

(ここって、、音楽室??)と余計に不思議になる準

 

教室の中を見ると

 

男の人とひろみ2人だけで音楽室にいるのが見えた、、、

 

 

(あれって?さっき、一緒にいた男??)と不思議がる準

 

男はギターを触り弦の調整をしている

 

ひろみはピアノに座り、好きな曲を弾いている

 

音楽室にいた男が

いきなりひろみに近寄り

 

『ひろみ先輩、セッションやりましょ。先輩、sakuraってグループ好きでしたよね??』と微笑む

 

『あっ、、、うん!、、凄くやりたい。紫音くんの歌ってるところ私、ちゃんと見たことないし見たい。』と嬉しそうに応えるひろみ

 

(凄く嬉しそう、、、あの男、、、)とじっと見つめる準

 

楽しそうに歌って演奏している2人

 

演奏が終わり

『先輩、喉乾きませんか??何か飲み物買ってきますね。何がいいですか??』とニコニコでひろみに聞く紫音

 

 

『ありがとう。じゃあ、オレンジジュースがいいなぁ〜』と微笑んで応えるひろみ

 

『わかりました。行ってきますね』と教室から出る紫音

 

廊下に出て自販機に向かおうとする紫音

 

 

だけど、

人の気配がする、、、

 

 

廊下を見渡し

準が廊下にいるのに気づく紫音

 

『なんでそんなところにいるんですか??』と紫音が準に真剣に話し掛ける

 

『あっ、、いや、、、彼女が気になって、、、』と困る準

 

紫音は準に近寄り

 

『ひろみ先輩、凄く泣いてましたよ。あんまり泣かさないでください。、、僕にとって彼女は大切な人ですから。あんまり泣かすんだったら彼女をもらいますよ。準さん』と準を睨む紫音

 

『ひろみは僕の彼女だから、絶対渡さないよ』と準も紫音を睨む

 

『そうですか。spadeもデビューが決まってるみたいですけど、僕のグループもspadeがデビューする時に同時にデビューするんですよ。絶対負けませんから、、、せ、ん、ぱ、い』と微笑む紫音

 

『僕も負けるつもりないよ。ひろみのことも絶対譲らないから、、、』と真剣に応える準

 

『そうですか。わかりました。楽しみにしてますね。では、失礼します』と頭を下げる紫音

 

 

そのまま自販機に向かう紫音

 

 

http://novel.blogmura.com/