youth 本当のこと.27
『準ってやっぱり優しいね』と微笑むひろみ
『そうかなぁ〜』と準もひろみを見て微笑む
いつも通り
ラブラブな2人
やっぱり2人でいるのが楽しくて
顔を見て微笑見合う2人
そこへ電話がかかってくる
電話に出るひろみ
『もしもし、、うん、お母さん、えっ!?いつくるの?明日??でも、飛行機は??もう日本なの??、、そっかぁ〜。わかったよ。』と電話を切る
凄くうかない顔をしているひろみ
『ひろみ、どうしたの??』と心配する準
『ママたちが明日こっちに来るって、、、。』と泣きそうに応えるひろみ
『えっ?!いいじゃん。僕も会いたいし』と微笑む準
『そうやっていってくれるのは嬉しいんだけど、、、』と困るひろみ
『何か問題でもあるの??』と不思議になる準
『あっ、、、私準に言ってないことが、、、』と困りながら話す
すると
準にも電話がかかってくる、、、
『ごめん。お母さんからだ。ひろみちょっと電話してくるよ。』とリビングから出て行く準
『はぁ〜。どうしよう、、まだ、準に言ってないのに、、、それかそのまま流す?私どうしたらいいの??』と1人でぶつぶつ呟きかなり困るひろみ
ずっと1人でどうしようか悩んでいると
背後から
そっと抱きしめる準
『準、電話終わったの??』とびっくりして準の顔を除く
『うん、、、。ひろみのお母さんって桐島学園の生徒なの??』と聞く準
『あっ、、、それどこから、、、』とびっくりするひろみ
『今、、母さんから電話があって、、、』
…………
回想
『母さん、急に電話してきてどうしたの??』
『私思い出したのよ。』
『えっ??何を』
『あの子よ。ひろみちゃん』
『ひろみ??』
『うん。、、あの子の顔を見て思い出したのよ』
『何を思い出したの??』
『あの子のお母さん、桐島学園のモデルをやってたのよ』
『それって、お母さんと一緒の??』
『うん。、、あの人のこと忘れるなんて、、恥ずかしいわ。ひろみちゃん、、あの人に瓜二つなんだもん。』
『母さん、、それ詳しく聞かせて』
『えっ??いいけど?』
『何が知りたいの??』
『なんでもいいから知りたい!!』
『本当あんたはいつもそうなんだから、、、確か名前は、遠藤きっか。でも、確か韓国の人と結婚してこっちにはいないはずだけど』
『韓国??』
『うん。お母さんは遠藤だから、、、ひろみちゃん偽名使ってるんじゃないかなぁ??』
『てことは、ひろみハーフなの??』
『噂でしか聞いたことないから。わからないけど、、、モデルも女優も歌手もあの人はやってたみたいだけど、子どもがいるかどうかはよくわからない、、、』
『そっかぁ〜。』
『でも、まさかあんたがきっかの子を好きになるなんて、、、私も久々にきっかに会いたいわ。でも、違うかもしれないからちゃんとそこは聞いてね。、、、そういえば私の学生の写真があったから、それにのってるから見て』
『母さんありがとう』
『いいわよ。さっき急に思い出したからすぐ電話しないとと思って、じゃあ、また電話するね』
『はい。じゃあね〜また』と電話を切って
ひろみのところへ行く準
行くとぶつぶつ呟いてかなり困っているひろみ
それを見てクスッと笑い
そっと
抱きしめる、、、
『準、電話終わったの??』とびっくりして準の顔を除く
『うん、、、。ひろみのお母さんって桐島学園の生徒なの??』と微笑んで聞く準
『あっ、、、それどこから?』とびっくりするひろみ
『今母さんから電話があって、、、』と話を続ける準
そして、
電話で話したことをひろみに全部伝える
『うん。、、、それは、、全部本当のことです。準』と準を見つめるひろみ
『ママは、遠藤きっかで、パパはイ.ミンって名前なの、、、私の本当の名前はイ.サラン』と準の顔を覗くひろみ
『じゃあ、ひろみは偽名なの??』と真剣に聞く準
『う、、ん。そういうことになるかなぁ〜。日本に来た時におばあちゃんに付けてもらったの。桐島に入る時にあまりにも目立つ名前だったから、、、』とタジタジと応えるひろみ
『そっかぁ〜。じゃあ、、これからなんて呼べばいいかなぁ??』と微笑む準
『ひろみでいいよ。日本ではそうやってみんな呼んでるから、、、』とばつが悪そうに話すひろみ
『わかった。新しいひろみに会えて嬉しいよ』と微笑む準
『じゅん、、、?、、黙ってたこと、怒ってないの??』と不安になりながら聞くひろみ
『怒るも何も、、、ひろみが可愛い理由もわかったし』とニコニコで話す準
『あっ、、ありがとう。準凄く嬉しいよ』とひろみも微笑む
『凄いなぁ〜。ひろみのお母さんめちゃ綺麗なんだろうな。お父さんの仕事は?』とニコニコで話す準
『パパは、俳優なの、、、とってもかっこいいんだよ』と自慢するひろみ
『俳優さんなの?!、、、もしかして、明日くるの??』と急に焦る準
『うん、、、。2人でもう日本に来てるって言ってたから、たぶん』と不思議に思いながら話すひろみ
『やばいじゃん。僕カッコよくないし。どうしよう。』と頭を抱える準