クリスマスは素敵??7
真斗は立ち上がり
「ごめん。なんだった??」とクリスマスコンサートの話を友達としだす
(あっ・・・、
やっぱり忙しいよね
やっぱり言えないや・・・
なんか泣きそうだよ・・もうやだ)
「ハノンっ!!お〜い」と声を掛けてくる真斗クリスマスコンサートの話は終わったみたい・・・
『あっ・・ごめん!忙しいよね』と慌てるハノン
「うん?いいよ。いつものことだし。そういえばさっきの話途中だったよね??」
『えっ??あっ・・あれね。いや〜。もうすぐクリスマスだなぁって』
(私何言ってるの・・・
よくわからない・・というか
なんかこの場所にいたくない・・・)
「ハノン・・?」と真斗がハノンの頭に手を伸ばした時
なぜか
ふぃっと避け
『ごめんっ!七海と約束してたんだった。私行くね〜』と微笑んでその場から走り去ってしまった………
「ハノン・・・っ!」と
呼ばれていたけど
なぜか振り返えれなくて
逃げてしまった………
それから
私は気まずくて
"ごめん。お昼なんだけど、友だちと用事があって当分一緒に食べれないの。ごめんね"とメールした
真斗は
"いいよ〜^_^気にしないで"とメールをくれて
それにも心が折れそうになった・・・
ある日の晩
突然電話が真斗からかかってきた
けど・・・その電話も怖くて取れなくなってしまった
そして、
その次の日
いつも通り学校に来て
教室からぼっ〜と外を眺めていた………
「ハ・・ハノン??ちょっと大丈夫??」と凄く心配している七海
『あっ・・うん。たぶん・・。ごめん。なんかちょっと調子が悪いみたいだから・・早退するね』と微笑み急いで教室からでた
七海は追いかけてきて
「ちょっと!ハノン!?大丈夫じゃないよね??」と声を掛けられたが
そこからさきは記憶がない・・・
気付いた時は
保健室のベッドだった・・・
ベッドから目を覚ますと
七海と真斗が話していた
2人の声がまた怖くて
耳を塞いだ
私何やってるの・・
もう疲れた・・・クリスマス・・
涙がでてくる・・
ハノンはまた寝たふりをした
真斗がベッドの隣にくるのがわかった
手を繋がれ
「ハノン。本当ごめん・・・。ハノンがいつも笑顔で笑ってたから甘えちゃった・・こんなに我慢させちゃって・・。ごめん。僕彼氏として失格だよね。・・・ハノン。起きたら一緒帰ろう。寝てるのに・・・こんな事いってもしかたないけど・・僕にとってハノンはとっても大切なんだ」と泣きながら話す真斗
それを寝ながら聞いているハノン
(真斗そんな風に思ってくれてるんだ………)
っと気持ちを知りほっとしてしまい
気付いたら本当に寝てしまった……