クリスマスは彼と・・・3
『やっぱり。昨日のこと覚えてないの??』とニコニコして話す男の人
私・・この人
ピアノの人だよね・・・
トイレ・・そうトイレ行って・・・
その後、彼にぶつかって
寝たんだ・・・
そう私あの時この人の胸で寝た………
そして、
彼をもう1度見つめる優奈
覚えてないなんて言えないよね・・・
私なんてことしたんだろう・・・
それも
私・・
初めてだったのに・・・
『優奈??』
『・・・・』と青ざめる優奈
『優奈は昨日あんなに酔ってたから仕方ないよね。あんなに誘われたの初めてだったんだけどなぁ~』と笑う男の人
私が誘った・・・?
嘘??
だってそういうことしたことないよ?
確かに
彼氏はいたし
キスも手も繋いだことあるけど・・・
初めてを覚えてないなんて・・・
それも私から誘った・・・
私って何なの?
と頭を押さえて
いろいろグルグル考える優奈
凄い考えていると
不意打ちでいきなりキスをされる
『優奈・・・。じゃあ、覚えてないなら、もういっかいする??』と笑顔で微笑む彼
その言葉に顔が真っ赤になる優奈
その姿を見て
またクスクス笑う彼
『あっ・・あの・・・』とやっとの思いで彼に話し掛ける優奈
『うん?何・・?優奈』と微笑む彼
『私帰ります・・・。』
『へ~。優奈って酷いんだね。』
『えっ??』
『だって、やったらぽいなんて僕かわいそうだよ』とウルウルと涙目で訴える彼
『あっ・・・ごめんなさい。そう意味じゃないです。本当にごめんなさい』と凄く謝る優奈
『じゃあ、どういう意味・・なの??』とまだ訴える彼
『えっと・・・私とそんな関係になって嫌かなぁ・・って・・・だから、私も覚えてないしなかったことに・・・』と言うと
蓮が悲しそうに見つめる
『・・なんて・・・出来るわけないよね・・』ともう1度彼を見つめる
『うん。無理かも・・・。それに僕優奈に惚れたから・・・絶対無理っ!』と微笑む彼
えっ?!
このイケメンで可愛い彼が私を………
この人きっと
私を騙してるよね・・・?
でも、
あんな目で訴えられると・・・
さっきまでカッコイイお兄さん風でめちゃ弄んでたくせに
彼はどっちが本性なの??
『優奈・・・。じゃあ、僕と付き合おう』とサラッと言う彼
今なんて??
『付き合う・・・?どこまで??』と優奈
その回答を聞いて
爆笑する彼
『愛の告白なんだけどなぁ~』とにこっと微笑む彼
『え~っ?!』と彼を見つめ
もう1度
『本気なの??』と聞いてみた
『うん・・・。本気だよ』と今度は真剣に応える彼