クリスマスは彼と・・・4
彼のその眼差しはどうしても嘘をついているようには見えない
でも、イケメンだよ?
それに私だよ??
『私は愛人なんですよね??』なんて言葉を返してしまった優奈
『ごめん。僕・・・恋愛に興味もったことないから』と微笑む彼
『だ・・だって、こんなにかっこいいのに??』と彼を見つめて真剣に言う優奈
『優奈ありがとう。うれしいよ。かっこいいとか可愛いとかよく言われていっぱい寄ってくるけど・・・大事な人はいないかなぁ・・・。それに』
『それに?・・・何??』
『彼女としかそういうことしたくないし』と微笑む彼
『??』
『優奈だったから、昨日抱いたのに・・・』と微笑む彼
それを聞いてもっと顔が赤くなる優奈
『もう1度・・・言うよ。僕と付き合ってください』と微笑む彼
『あっ・・う・・・ん。わかった。』と顔を赤くする優奈
『よしっ!そうとなったら・・・昨日の優奈は覚えてないみたいだから・・・。』とまたいきなり押し倒されキスが始まる
甘~い甘いキス
そのキスに酔いしれる優奈
優奈の乱れていく姿を見て彼は何度もキスをする………
すると
そこに陽気な曲が流れてくる………
どうもそれは彼のスマホの着信音
彼はキスを辞めたくなかったみたいだけど………
電話が鳴り止まないので
キスをやめ
『絶対ベッドにいてっ!』と念押しをして
リビングで電話をしにいく
………
彼が出ていって
ホッとした半分
寂しい気持ちにもなる優奈
はぁ~とため息をついていると
チリン……と優奈のスマホの音がなり
優奈はすぐにスマホを取りメールを見る
すると
メールがたくさんきていた………
"昨日あれから大丈夫だった??"と花音のメール
"あんなイケメンな知り合いがいるなら紹介してよ!!今度合コンね^_^"と彩乃
"えっずるい・・・。私も紹介お願いします"と美咲
なに?
彼と私が知り合い??
えっ?どう言う意味??
なんかよくわからない………
すると彼が戻ってくる
『優奈ごめん。電話終わったよ』と微笑む彼
『そうなんだね・・あの・・・名前教えて』
するとクスッと笑い
『名前・・昨日あんなに呼んでくれたのに』と微笑む彼
昨日・・
昨日・・・私思い出せ・・・
すると
昨日のことが少し浮かんでくる・・・
『あっ・・れん』………
『何?優奈・・ほんと可愛いね・・・。もう一回名前呼んでよ』と優しく微笑む彼
『う・・ん。れん。・・・大好き』と抱きしめる優奈
あっ・・思い出した
やだ・・・
思い出し急に恥ずかしくなり真っ赤になる優奈
『思い出した・・・??』とニヤッと笑う彼
『うん・・・蓮くんだよね・・・』と彼を見上げる