クリスマスは彼と・・・7
『優奈ちゃん・・・あの蓮のことなんだけど』と小さい声で話しかけてくる貴之
『あっ・・はい・・・。なんでしょう?』と優奈も小さい声で話す
『蓮ちゃん・・。軽い男じゃないからね』と微笑む
『えっ?!』
『あぁいう顔してるからよく勘違いされるけど・・。本当に真面目なやつだから。口悪いけどかなり優しいから。・・・俺がいうのもなんだけど、あいつのこと真剣に考えてあげて』と微笑む貴之
『あっ・・はい。わかりました。』と頷く
本当に真面目な人なんだ………
さっき悪いこと言っちゃったなぁ………
でも、私に対して意地悪ばっかりしてくるし
たまに優しいのがドキッとするけど……
えっ……待って私今ドキッとするって思ったよね………
でも、会ったばっかりだし
付き合うことにもなったけど………
とまたグルグル考える
『ほらっ・・。優奈っ!また・・・貴之お前なんかいったのか??』と蓮は優奈の横に座り話す
『いや。なんにも。・・・あえていうなら・・挨拶?しただけだよね。優奈ちゃん』とニコニコで応える貴之
『ほんとに??』と優奈の顔を見つめる蓮
『う・・ん。ほんとです!』と頷きながら応える優奈
『そっかぁ~。ならいいけど・・。なんかあったら言ってね優奈』と微笑む蓮
『あの~。俺いるんですけど・・・。イチャイチャするならまた出直すよ』と貴之
『あっ・・違います!ごめんなさい』と謝る優奈
『えっ・・・。優奈ちゃんに言ったわけじゃないよ』と蓮を睨む貴之
『まぁ、まぁ、さっそく本題の話』
『はい。はい。・・・まずこれプレゼント』と優奈に紙袋を渡す貴之
『えっ?!・・・もらっていいんですか??』とびっくりしながら紙袋をもらう
『あっ、それ中見て』と微笑む貴之
『はい。じゃあ・・・』と袋の中を見ると
あっ………
これ…………
『これって、ドレスですか・・・??』とはてなになる優奈
『そうだよ。』とニコニコする貴之
『???』
蓮は優奈の様子を見て左手にそっと手を置く
するとびっくりしながら蓮を見る優奈
『ゆうな・・。えっと・・・
実は今日は協力してもらいたくて・・・』と真剣に話す蓮
『協力って・・?何をです・・・』
『えっと・・・』と言いずらそうな優奈を見つめる蓮