yumemonogatari

いろんな恋愛のお話です☆短編から長編まであります^ - ^

クリスマスは彼と・・・16

優奈が座って泣いていると

『ねぇ。君・・大丈夫??』と声を掛けられる

 

その声の方を見る優奈

 

『あっ・・。君。さっき会場にいた』とびっくりした顔をした男の人が立っていた

 

『ほらっ。泣いてないで。もう大丈夫だから』と手を差し伸べ微笑む男の人

 

『あっ・・。すみません。』と彼の手を取り

その場で立つ

 

『その格好だと目立つから。これ・・貸してあげるよ』と微笑み自分の上着を羽織らせてくれる

 

『あっ、いえ。大丈夫です。』と上着を返そうとすると

 

『クスクス。大丈夫だから。・・よかったら。お茶でもしませんか?』と微笑む男の人

 

『でも、パーティー・・・。』と心配そうな優奈

 

『クスクス。大丈夫ですよ。今日は遅くまで開くと言っていたので。それに・・その顔でパーティーにでますか??』と微笑む男の人

 

『えっ・・。嫌です』とハンカチで顔を拭く

 

『なら少し付き合ってください。少し経ったらまた一緒に戻りましょう』と微笑む男の人

 

『はい・・・。なら少しだけ』と頷く優奈

 

『では、行きましょうか。近くにいいお店があるので。そこにしましょう』と満面な笑みで応える

 

2人で歩いてお店に向かう

 

すると

急に男の人の電話が鳴る………

 


『ごめん。電話出るね』と微笑み電話に出る

 

『もしもし。・・あぁ。わかった・・・。うん?そこはうまいこと穴埋めして』と電話を切る男の人

 

『あの・・やっぱり。大丈夫なんですか??』と心配そうにきく優奈

 

『うん。大丈夫ですよ。ほらっ。急ぎましょう』と手を引っ張られ連れて行かれる

 

『あ・・。あのっ!!』と慌てる優奈

 

『あっ・・・ごめんごめん。ここだよ』と微笑む男の人

 

『ここですか?・・なんかここって』と不思議な顔をする優奈

 

『だよね。ここ隠れ家みたいな喫茶店なんだ』と微笑む男の人

 

『そうなんですか・・・。』

 

『大丈夫。入ろう。どうぞ!!』と扉をあけてくれる

 

『はい。お邪魔します。』と頭を下げお店の中に入る優奈

 

お店の中に入ると

 

奥から

『すみません。まだ開店の時間じゃないんですより』と言いながらオーナーが出てくる

 

『あっ!すみません。』と困る優奈

 

『ひどいなぁ。今日は可愛い子連れてきたのに』と微笑むで話す男の人

 

『あっ・・。なんだお前か~。てっきりお客さんかと思ったよ』とため息をつくオーナー

 

『いや。どう見てもお客だろ?』と笑う男の人

 

『客ねぇ・・。まぁ。そうかなぁ。でそこの子は・・。お前の彼女??』