クリスマスは彼と・・・20
『待った!!なんでそうなるんだよ!!』といきなりムキになる蓮
『だって、モテる男と付き合うと優奈ちゃん辛いでしょ??』と優奈を見て微笑む奏太
『あっ・・。えっと・・。あの・・』と戸惑う優奈
『優奈は俺のなの!』と奏太を睨む蓮
『はぁ~。イケメン君が台無し~。昔の蓮みたいだね』と笑う奏太
『奏太っ!!お前にだけは言われたくない!!』と2人して喧嘩が始まる
すると
『は~い。そこまで』と遠くから声が聞こえる
『げっ!』『あっ!』と2人同時にその人の方を見る
『その辺にしとかないと。せっかくのパーティーが台無しになるなぁ。はぁ~』とため息をつく
『だって親父!蓮が・・・と言おうとすると
『お前は・・・。また、蓮君に嫉妬して。蓮君すまん。また、迷惑かけたなぁ』と頭を下げる
『や・・やめて下さい。桂木さん。僕が悪いんですから・・・』と謝る蓮
『でもねぇ。蓮君には今日無理してきてもらったのに』と困りながら話す桂木さん
『親父。だから、あれだけ言っただろう?蓮はダメだって』と真剣な奏太
『そうだなぁ。でも、蓮君がもっと好きになった。』と微笑む桂木さん
『えっ??桂木さん』とハテナになる蓮
『この前言ってた。サポーターのお話。のることにするよ』と桂木さん
『本当・・本当ですか??』と嬉しそうな蓮
『あぁ。もっと君のことをみんなに知ってもらいたいからなぁ。よろしく頼むよ』と微笑む
『蓮!!よかったなぁ。これでお前の夢も叶うな』と微笑む奏太
『あぁ。本当にありがとうございます助かります。絶対期待に応えます』とお礼を言う蓮
そこから仕事の話をする為
別室に連れていかれ
少し話をし
パーティーは無事に終わった………
…………
『はぁ~。よかった。やっと前に行ける』と空を見つめ話す蓮
『蓮・・。私大丈夫だったの??』と蓮を見つめる
『うん!これも優奈のおかげだよ。・・ありがとう。』と抱きしめる蓮
『蓮が喜んでくれて嬉しい。・・じゃあ、私の役目おわり・・だよね。』と蓮の抱きしめていた腕を外し真剣な顔をする優奈
『あっ!・・優奈。そのことなんだけど』と優奈をじっと見つめる蓮
けど………
優奈はもう
蓮の顔が見れなくなっていた………
見てしまうと
涙がとまらなくなってしまうから………
『優奈??』
声をかけられるだけで
ドキドキする優奈
この空間から離れたくなる………
けど、一緒にいたい……
このまま離れるなんて
やっぱり絶対いや………
自分の気持ちと格闘している優奈
すると
ふいにキスを落としてきた蓮………