yumemonogatari

いろんな恋愛のお話です☆短編から長編まであります^ - ^

バレンタインデー☆3

『ふ~。なんか。避けられてるんかなぁ・・。』とため息をつく空

 


『空~。見てたぞ!!今日は振られちゃったね』と笑う雪



『なっ!!振られてない!』と怒る空

 

 

『イケメンな顔が台無し』と笑う雪

 

 

『雪やめろよ。別にイケメンじゃないし・・。』とため息をつく空

 

『ふ~ん。ねぇ。お話聞いてあげてもいいけど』とニヤニヤ笑う雪

 

 

『いや。今日はいいわ。』

 

 

『元気ないね。そんなに海里と話したかったの??』とニヤニヤ笑う雪

 

 

『俺ってそんなに態度でてる・・??』と困った顔で雪に聞く空

 

 

『うん!いつもは普通だけど・・。海里の事となるとでるかなぁ』

 

 

『そっかぁ~。わかった。・・じゃあ、俺行くわ』と手を振って教室から出て行く空

 

 

『本当。素直じゃないんだから・・・。』と空を見て呟く雪

 

 


………

 

 

 

海里は急いで家に帰り

 

明日あげる
チョコレートの準備をする



『う~ん。喜んでくれるかなぁ・・。』とホイップを作りながら考えていると

 

 

『海里。珍しく料理作ってるの??』と笑顔でキッチンに入ってくるお母さん

 

 

『う・・ん。明日バレンタインだから』と恥ずかしそうに応えると

 


『ついに。海里にもそんな時がきたのね。去年までは全くそんな感じしなかったのに』と笑っているお母さん

 

 

『だって・・。今年は特別なの!!』と真剣に応える海里


『ふふふ。そうなのね。楽しみにしてるわね』と微笑みキッチンから出て行く

 

 

それを見て


『もう・・。お母さんは///』と恥ずかしがりチョコレート作りを再開する海里

 

空の事を考えながら作っていく

 

それだけで幸せな気分になる海里

 

ラッピングをして

 

自分の部屋に戻り

 

最後にメッセージカードを付ける………

 

 

メッセージカードは

やっぱり緊張してしまう………

 

 

う~ん

なんて書こう………

 

 

散々迷ったけど

 

やっぱり

カードは素直に書こうと決めた海里

 

ある言葉を緊張しながら書いていく……

 

 

そんな時


『海里~!!ご飯よ~』とリビングからお母さんの声が聞こえてきた

 

『は~い!!待って~すぐいくから!!』と声を掛け


メッセージカードと睨めっこ

 

 

書くだけで


30分もかかってしまった……

 

 

やっと
できた~!!


『海里~!!まだなの??』と部屋を見に来るお母さん

 

 

『ごめん。もう大丈夫だから』と慌てて部屋からでてリビングに向かい机に座る海里

 

その慌てぶりを見てお母さんはニコニコ笑っている

 

『母さんっ!!』とほっぺを膨らまして怒ると

 

 

『いや~。なんか懐かしくて・・。いいわね。』と微笑むお母さん

 

 

『よくないよ・・。』

 


『大丈夫。こんなに頑張ってるんだから。頑張って!ほらっ。早くご飯食べて』と笑顔で応えるお母さん

 

お母さんの顔を見て


なんかホッとする海里

 

みんなが応援してくれている……

 

 

がんばるぞ~!!と気合いが入る