バレンタインデー☆4
そして………
バレンタイン当日へ
はぁ~なんか
緊張して寝れなかった………
ついに今日がきちゃった
どうしよう……
考えながらご飯を食べている海里
『海里~。今日はがんばってね』と笑顔で微笑むお母さん
『う・・ん。がんばる』と小さく頷く海里
そして
学校に向かう……
でもよく考えたら
まずどうやって渡す??
う~ん………
と考えながら学校に向かっていると
『かいりっ!!』と後ろからいきなり声を掛けられる
それにびっくりして
『ひゃぁい』と変な返事をしてしまう海里
クスクス笑う雪
『もう~。雪か~。びっくりしたよ』とため息をつきながら話す海里
『だって。何回読んでも海里気づかないから』と笑う雪
『あっ・・。ごめん。気づかなかった』とハッとする海里
『だよね。で!準備できたの??』と顔を除く雪
『う・・ん。準備はできたけど・・』
『うん?準備はできたけどって??・・もしかして空に言ってないの??』
『うん・・。なんか慌てて言うの忘れちゃった』と困る海里
『ほんと・・さすが海里だね。』と爆笑する雪
『だって・・。本当に忘れてたの』と泣きそうになる海里
『大丈夫だって!!あいつ今日も部活あるし。帰り待ち伏せしよう』と肩を叩きなだめる雪
『それでいいかなぁ・・。渡せると思う?』と雪を見つめる海里
『うん!うちらの部活よりあいつの部活の方が遅いし。それにいつも遅くまで自主練してるでしょ』と言い聞かす雪
『うん。わかった。待ってみるね』と気合いを入れる海里
『その勢いだよ。がんばろう!!』と微笑む雪
………
放課後まで何故か今日は遅く感じて
授業に集中できなかった……
部活もやっぱりダメで………
はぁ~とため息をついていると
『海里~。ほらっ!!行くよ!!』と急ぐ雪
『えっ?!行くって??』
『何言ってるの?ほらっ!空のところだって、早く立って』と腕を掴まれグランドへ連れて行かれる
グランドでは
サッカー部がまだ練習をしている………
『よかった~!まだ練習してたね』と微笑む雪
『う・・ん。』と空を見つめる海里
『ほらっ。私も一緒に待ってあげるから』と雪
『えっ?悪いからいいよ!!雪先帰っていいよ』と慌てる
『ふふふ。そうだよね。じゃあ、気をつけてね。ちゃんと気持ち伝えるんだよ』と念押しする雪
『うんっ!!雪私がんばるね』と気合いを入れる
『よしっ!じゃあ、私行くからね。』と肩を叩き手を振りながら雪が帰っていく
その姿を見送り
また、
空のいるグランドを見つめる………