バレンタインデー☆5
『空。俺たちそろそろ帰るけど、まだ練習する?』とサッカー部の部長が声を掛けてきた
『はい。あと少しだけ練習したら帰ります。』と笑って応える空
『じゃあ、片付けよろしく!!またな』と手を振りグランドから去る部員達
みんながいなくなり
ふぅ~とため息をつく空
そして、
空を見上げる……
そこからまた少し練習して
気づいた時には
辺りは
もう真っ暗
空にはたくさんの満天な星がでていた………
『あっ・・。また夢中になりすぎた』と呟き帰りの準備をする空
更衣室で着替え
急いで帰る準備をする………
そして、
ある紙袋を見てため息をつく
『はぁ~。今年もたくさんもらったけど・・・』とそれを持ち
更衣室をでる
………
『本当真っ暗だなぁ~』と空を見上げ
星を見て歩いていると
『空!!』と声を掛けられる
びっくりして
声の方を振り向く空
すると
海里が立っていた………
………
数時間前
(もう。どうしよう・・。
待ってるだけで緊張する・・・。
空早く出てきて)
と待っている海里
サッカー部の部員がたくさん更衣室からでてきた
けど
空は一向に出てこない……
すると
『どうしたの??』と声を掛けられる海里
『えっ!あっ・・空は』と下を向く海里
『なんだ~。空待ちか~。あいつ人気だもんなぁ。・・もしかして・・海里ちゃん??』と微笑むサッカー部の人
『えっ??』とハテナになる海里
『あっ・・今まだグランドで練習してるから。あれだったら連れてってあげよっか』と微笑むサッカー部の人
『あっ・・いえ。そんないいです。』と悪そうに応える海里
『そっか~。もう暗くなるし。あいつも練習終わると思うから』
『ありがとうございます。』と微笑む海里
『じゃあ。あいつの事よろしく~』と手を振って帰っていく
(はぁ~。後少しかぁ~。う~ん。)と悩み
校舎の玄関の階段のところで座って待つ海里
すると
更衣室から空らしき人を見つける……
(あっ・・
空・・・)
思わず階段のところで立ち
『空!!』と叫んでいた……