yumemonogatari

いろんな恋愛のお話です☆短編から長編まであります^ - ^

卒業

もうすぐ卒業・・・

 

大好きな人たちともお別れ

 

 

そして、1番大好きな彼とも

 

離れ離れになる………

 

 

『待って〜。お願いっ!!・・涼也(りょうや)!!』

 

 

…………

 

 

『夢・・夢!!』と身体を揺する美夜(みや)

 

 

『う・・・ん?』と目を覚ます夢(ゆめ)

 

(えっ・・さっきの夢??また、見ちゃった。)とため息をつく夢

 

『夢、大丈夫??もう授業終わったよ』と心配そうに顔を除く

 

『あ・・うん。大丈夫・・・』と応える夢

 

『やっぱり・・まだ・・。』とにごす美夜

 

『えっ?・・あっ・・私。また、泣いてた??』と頬に手を当てて応える夢

 

『う・・ん。やっぱり。辛いよね?』と泣きそうになる美夜

 

『美夜ありがとう。・・私は大丈夫だよ。』と微笑む

 

『だって・・。最近、寂しそうだよ』

 

 

『そんな事ないよ。ほらっ!元気元気』と笑う夢

 

『それならいいけど・・。涼也ひどいよね。辛かったら言ってね』と心配する美夜

 

『あっ・・うん。ありがとう。あっ!そういえば、美夜悪いけど。先生にノートだしてから部活に顔出すから先、部活に行ってて。』と微笑む

 

『わかった。先行くね。後でね』と手を振り教室から出て行く美夜

 

 

美夜を笑顔で最後まで手を振って送り出す夢

 

 

美夜が行ったのを確認して

 

 

じっと窓の外を見つめる夢……

 

いつもと変わらない光景

 

なのに

 

 

外を見ながらため息が自然と出てくる

 

 

そして、

涙が止まらなくなる………

 

 

こんなに寂しいなんて

 

ずっと近くにいて欲しかったのに

 

 

もうすぐ

一緒に入れなくなる………

 

 

3年生になった時はそんなこと考えたこともなかった………

 

 

ずっと一緒にいられると思ってたから

 

 

こんなに卒業が近づくのが辛いなんて知らなかったよ………

 

 

きっと、私だけじゃないと思うけど……

 

本当に寂しいよ………

 

 

ねぇ。涼也早く会いたいよ

 

 

早くこっちに帰ってきて

一緒にいてよ………

 

 

凄く会いたいのに………

 

こんなに大好きなのに

 

なんで遠くに行っちゃうの………

 

 

夏にはわかっていたはずだけど

 

笑顔で最後まで一緒にいると決めたのに

 

なのになのに

 

やっぱり辛いよ………

 

1番近くにいて欲しい人なの…………

 

 

大好きなの………