yumemonogatari

いろんな恋愛のお話です☆短編から長編まであります^ - ^

卒業9

久々にご飯を一緒に食べる2人

 

 

前の席では大好きな彼が笑ってる………

 

 

当たり前のことが

 

変わっていってしまう………

 

 

『ゆめ・・??話聞いてる??』と不思議な顔をしている涼也

 

 

『えっ?!あっ・・・ごめん。聞いてるよ』と微笑む夢

 

実際は、ちゃんと笑えていたか自信がないけど………

 

『夢。卒業式の役員って夢もだったよね??』

 

 

『う・・ん。けど、役員が多いからって話になって。それで実は、役員降りたんだ・・・』とため息をつきながら話す夢

 

 

『えっ?!どうして、夢が??』とビックリしている

 

『それは・・みんなが揉めそうだったから・・・。』と涼也をチラッと見て応える夢

 

 

『そっかぁ〜。夢。本当にいいのか??』と心配そうに聞く涼也

 

『うん・・。みんなが楽しいなら私はいいの』と満面な笑みで応える夢

 

 

『ゆめ・・。』とじっと見つめる涼也

 

 

『うん・・。だから、大丈夫だよ』と微笑みまた、ご飯を食べる

 

 

そんな夢をずっと見つめる涼也………

 

『夢。そろそろ帰ろっかぁ〜』と微笑む涼也

 

『えっ??・・あっ、もうこんな時間か〜』と時計を見てため息をつく夢

 

まだ、一緒にいたいのに・・・

 

はぁ〜

 

ため息をついて下を向いて落ち込む夢・・・

 

 

そんな時

 

さっと手を差し伸べられる夢………

 

えっ・・?

 

と思いながら

涼也を見つめる夢

 

 

そして、さっと手をとりそのまま一緒に歩き出す………

 

お店から出て少したち

 

『涼也・・。ありがとう』と微笑む夢

 

『ゆめ・・。あのさぁ。・・いいんだぞ。もうちょっと欲張っても』と呟く涼也

 

『えっ??』と困る夢

 

『夢はいつもみんなの為に動いてるから・・』と優しく微笑みながら応える涼也

 

『そんなことはないと思うけど・・??』と考える夢

 

『そうだよね。夢は優しいから・・』と微笑む涼也

 

『涼也褒めすぎだよ。』と笑う夢

 

『そうかなぁ??』とニコニコで応える涼也

 

そして、

そこから何気ない会話で楽しむ2人

 

その時は

寂しさなんて感じなかったけ

 

けど

 

涼也に家まで送ってもらいひとりになる………

 

 

大丈夫だと思っていたけど

 

やっぱり

寂しくて寂しくて涼也が恋しくなっていく………

 

『涼也・・・。私はどうしたらいいの??』

 

 

そして、

卒業式を迎える………