思い出.21(完)
『うん。とりあえず中入ろう』と暁月の手を引っ張り部屋に入る
『はいはい。』とずっと笑ってる暁月
料理を見て
『わぁ~。すごいね。ひな。料理得意だっけ??』と微笑みながら聞いてくる暁月
『えっと。実はあんまり・・かなぁ』と苦笑いするひな
『でも、上手にできたね』と頭を撫でながら褒めてくれる
『味は大丈夫だと思う・・。たぶん』と不安な顔をするひな
『よしっ。じゃあ食べようかなぁ。いただきます』
なぜか緊張して暁月をじっと見ているひな
『ひな・・??』と不思議そうに暁月が応える
『あっ。何でもないよ』とひなも食べ出す
そんなひなを見て
『ひな。ご飯凄く美味しいよ。ありがとう』と微笑む暁月
『本当においしい?!』と不安そうに聞く
『うん。おいしい。』とまた微笑む暁月
『よかった・・。暁月のほうが料理上手だから。緊張しちゃって』と溜息をつくひな
『そんなこと気にしてたの??』
『うん。やっぱり気にするよ・・。料理あんまりしないから』
『だから。余計に嬉しいかなぁ。僕のために作ってくれて』と真剣に話す暁月
『そっかぁ~。じゃあ、また作るね』と微笑むひな
『うん。ひな。今日はひなが作ってくれたから今度はお礼に僕が作るね。後、2人でも作ろう』とひなを見つめて話す暁月
『暁月のご飯食べたい!!楽しみがたくさんになった』とはしゃぐひな
『じゃあ、楽しみにしてて』と笑う暁月
ご飯を食べて
一緒に片付けをして
なんか同棲してるみたい……
本当一緒にいるだけで幸せ………