夢物語143 4.1.3
『きっかは、いつも人のために行動しているから自分のわがままは絶対言わない。辛くても耐える。人前でも泣かない。だからミンが守ってあげてくれ、本当は俺がずっとそばにいたかった、けど・・・きっかはミンを選んだから・・・本当羨ましいよ。』と悔しい顔をする社長
『社長、ありがとうございます。』と頭を下げる
『きっかのこと頼むよ』とミンの肩を叩き微笑む
『あと、ミンが気になってること・・・。あれは本当にあったことだよ』と笑ってからかう
『そのことについては一切触れる気はありません。僕と出会う前の話ですから・・・。』と素っ気ないミン
『へ~。まぁ、ミンがダメだったら奪うからね。・・・あの子は私の人だから』と澄まして応える
『その心配は絶対ないかと』と真面目に応えるミン
『認めるから早く結婚しろよ。じゃないとまた寝とるからな』と悔しくて冗談を言う社長
………
社内をバタバタと走っている人がいる
廊下がやけに騒がしい…………
『きっかちゃん、今社長はお客様とお話中です。』と受付嬢が焦って応える
『遅刻したからハンソに怒られる。許して。入るからね。』と話を聞かず、おもいっきり扉を開け部屋に入る
『また、やったなぁ』と呆れるハンソ
『ごめん遅刻しちゃった』と息を切らしている
『本当俺が約束するといつもそうなんだから、ほらっそこに座って』と少し怒りながら指を指す
『ごめん・・・。怒らないでよ』とほっぺを膨らまして拗ねるきっか
そして
ソファーを見る