夢物語206 5.7.4
きっかは、支度が終わり『ミン今日はどこに連れてってくれるの?』と寝室から顔を出しニコッと笑いながらミンに話し掛ける
『ごめん。実は、さっき電話がかかってきて・・・』と申し訳なさそうに言うミン
『あっ。・・仕事が入ったの?』と聞くきっか
『いや。今日は大晦日だからみんなで集まるって話になって・・・』と言いにくそうに応える
『な~んだ。行っておいでよ』と微笑むきっか
『いや。きっかと約束してたから・・・』ときっかを見つめる
クスッと笑い
『私はいいよ。友だちは大切だから優先しないと』とニコッと微笑むきっか
『本当にいいの?・・・じゃあ、2時間だけ行ってくるよ』とあんまり乗り気じゃないミン
『そんな顔しないで。私はその時間かすみ達と一緒にいるね。』とニコッと笑い応えるきっか
『あっ!!でも、まだ時間あるでしょ?お出かけしよう』とミンの手を引っ張るきっか
『わかったわかった』と笑って応えるミン
『今日は、どこ行くの?』と不思議そうに聞くきっか
『ドラマ撮影した現場に行きたいんでしょ?』とニコッと笑って応えるミン
『えっ?!本当に連れてってくれるの?』と凄く喜ぶきっか
『こう言う時にしか見せてあげられないから・・・』とWinkして応えるミン
『今日も撮影してるかなぁ?』と嬉しそうに話すきっか
『もしかしたら見れるかもね』と微笑んで応えるミン
『本当楽しみ~』とだんだん目がキラキラになり喜ぶきっか
きっかの凄く喜ぶ姿を見て
『きっか。・・本当は俳優に会いたいの?』と気になって聞くミン
『ううん。違うよ。私は・・・ミンがいる世界が見たいの・・・』とニコッと笑って応える
『きっかは本当変わってるよね。今までそんな事言われた事ないよ。』と微笑むミン
『ミンは私の大切な人だもん。』と何を思ったのか真剣な顔でミンを見つめて言う
ミンもきっかを見つめ
『よしっ、時間がないから急ごうか。』と微笑む