夢物語16 3.4
その頃ミンは……
待ち合わせ時間の10分前に着いてきっかを待っていた
ミンは、俳優だとバレないように眼鏡をかけて変装している
けど、立っているだけで絵になる人物なので周りを通る人はみんなミンを二度見する
中にはかっこいいといっている人も
ミンは時計を見ながら時間を確認する
また、携帯を取り出し昨日のきっかのMailを見て微笑んでいる
待ち合わせ時間の15分後
そこへ
急いで走ってくる女の子がいた
もちろんきっかちゃんです笑
慌てて門まで走ってきたので息を切らしているきっか
それを見たミンは、失笑している
笑いを堪えきっかに『おはよう』と優しい声を掛ける
きっかは『待たせてごめんね』と手を合わせて謝る
そんな姿がミンにはすごい可愛らしく見える
ミンは『はじめてあったときといっしょだね』と微笑む
ミンの姿を見たら急に恥ずかしくなる
顔を振り慌てて服を整えながら冷静になりミンを見る(やっぱりかっこいい、俳優モデルさんってすごい)
ミンに見惚れる
そんな一生懸命で可愛らしいきっかを見て
ミンがきっかに『行こう』と手を差し伸べる
きっかは、ドキッとしながらミンの手を取る
手を繋ぎながら一緒に駅の方へ向かう