yumemonogatari

いろんな恋愛のお話です☆短編から長編まであります^ - ^

クリスマスは素敵??10

真斗に言われるままついていくハノン

 

電車に乗り

目的地へ目指す

 

『真斗〜。ほんとにどこ行くの??』

 

「とってもいいところ。そういえばハノン。今日ってちょっと遅くなってもいいかなぁ??」

 

『うん・・・。お母さんにはそう言ってあるよ。真斗となるべく一緒にいたいから・・・』なぜか最後の語尾が小さくなるハノン

 

そんなハノンの言葉を聞いてクスッと微笑み

「僕もずっと一緒にいたいよ。さぁ、もうすぐだから・・・」とギュッと離さないように手を繋ぎ

 

目的地へ………

 

電車が目的地へつき

手を繋ぎながら

優しくエスコートされながら電車を降りる

 

そしてついたところは

 

 

『ここって・・・。』とビックリしながら

真斗を見つめる

 

「そうだよ。・・・ハノンが来たかった場所。・・・この間倒れた時にそれを知ったんだけどね。」と悪そうに応える真斗

 

『なんで。でも、クリスマスコンサートって』と涙目になりながら真斗に聞く

 

「実はね・・・。今回企画する時に場所をどこにするか迷ってて・・たまたま僕の知り合いがここの経営者でね。企画の話をしたらクリスマスコンサートとコラボをしよって話になって・・・だから・・七海ちゃんからハノンの話を聞いた時は本当に驚いたんだ。ハノンに本当は直接聞きたかったんだけど、ハノンは僕のせいで話してくれなかったから・・・内緒で企画したんだ」と真剣に見つめながら話す真斗

 

『そうだったんだね。・・・ほんと凄く嬉しい』と泣きながら話すハノン

 

真斗はハノンの涙を手で拭って

「ほんとごめんね。ほらっ、行こう」と手を繋ぎ

 

また歩き出す

(まさかここの場所にこれるなんて・・・)

 

「ハノン。夜の時間になるまで水族館で時間潰そうか〜」と微笑む真斗

 

『うんっ!行きたい』と凄く喜ぶハノン

 

「よしっ!じゃあ、チケット買ってくるから待ってて」と微笑みチケットブースへ向かう真斗

 

(真斗と本当にこれたんだ〜

凄く嬉しい

 

こんなクリスマス初めてだ〜)

とウキウキしながら待つハノン

 

「ねぇ。ねぇ。君」と突然声を掛けられるハノン

 

その男の人の方を向き

『えっ?私ですか??』と自分に指を指す

 

「うん。君だよ!ここに行きたいんだけどわかるかなぁ??」とハノンの隣に立ち聞く男

 

『ここですか。えっとここの道を真っ直ぐ行ってですね

「ごめんわからないや。教えてもらってもいいかなぁ?」

 

『あっ・・でも、あの』と困るハノン

 

「お願い!」と手を合わされ

 

『じゃあ、そこまでなら』とついて行こうとするハノン

 

するといきなり腕を引っ張られ

「すみません!この子俺の連れなんですけど」と大きな声を出して男の人を睨む真斗

 

周りの人達もそれに気づき

注目を浴びる

 

視線が痛かったのか男の人は

『あっ・・そうなんだね。ごめんね。ありがとう』と急いでハノンのところを離れ走っていく

 

その男の人を唖然と見るハノン

「ハノンっ!!」

 

『あっ!はい・・』と恐る恐る返事をする

 

すると

いきなり抱きしめられ

「よかった〜。変な人について行ったらダメだよ」と優しく声をかけてくれた

 

 

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