思い出.19
駅へ着く・・・
けど寂しくて
『暁月・・・。』と暁月を見つめるひな
『ひな。そんな顔してもダメだよ』と優しく微笑む暁月
『うん・・・。わかってる。』
『気をつけて帰ってね』と改札口で手を振る暁月
『うん・・・。』と手を振りながらホームに向かう
電車を待ち
ぼっ~とするひな
やっぱり寂しい・・・
携帯を眺めて
暁月にメールする
少しメールのやり取りをして
自分の降りる駅に着く…………
"駅に着いたよ"とメールするひな
そして、
その画面を見ていると
着信音が鳴る………
慌てて電話にでるひな
『暁月??どうしたの??』
『いや。何となく』と笑っている声
なんかホッとする
『ありがとう。暁月。・・・でもね。やっぱり寂しいよ・・・』と勇気を振り絞って言ってみるひな
『だよね・・・。明日会いにいくよ』と優しい声で返事が返ってくる
『えっ??明日??・・会えるの??』とびっくりするひな
『うん・・・。会いにいくから』
『わかった。楽しみにしてるね』
『うん。じゃあ。また後でメールするから』ともっと優しく聞こえてくる声
『うん。じゃあね』とホッとしながら電話を切るひな
明日も会えるんだ
凄く嬉しい…………
早く会いたい
こんなに恋愛にはまるのは久々………
今までの恋となんか違う………