思い出.18
『やっぱりw・・・今日は』と微笑む暁月
『うん??』と余計にはてなが飛ぶひな
『本当にひなは可愛いね』と笑顔で微笑む暁月
『えっ?!あっちゃん、私はいつも真面目だよ』と何故かカチンとくるひな
『そうだよね。ひなは真面目だから』とまた頭を撫でギュッと抱きしめられる
『ごめん・・。なんか疲れちゃって』とため息をつくひな
『いいよ。わかってるから。元気出して。・・・ほらっ。これあげる』と袋から何かを出す暁月
『これって・・・。私の好きなぬいぐるみ。あっちゃんありがとうっ!!』と嬉しくて立ち上がり暁月を見つめる
『よかった喜んでくれて。でも、なんでもらったかわかってないよね??』とまた、クスクス笑い出す暁月
『うん?・・元気づけるためだよね??』とすぐ応えるひな
『ひな・・・。今日って何の日だっけ??』と微笑む暁月
『今日・・・??・・確か・・5月・・・あっ!!・・誕生日!?』と思い出すひな
『そうだよ。誕生日。・・ひなが記念日は大事って言ってたんだよ』と笑う暁月
『ごめん・・。朝までは覚えてたんだけど・・。遠足だったから』としょぼんとするひな
『いいよ。凄く嬉しそうなひなが見れたから。』とじっと座りながらひなを見つめる暁月
『ありがとう。本当に・・嬉しいよ。大好き』とニコニコ笑顔で応える
『じゃあ、そろそろ帰ろっか』と笑顔で応える暁月
『まだ・・・。一緒にいたいよ。』と暁月の袖を掴むひな
クスッと微笑み
『それはまた今度ね。』とひなを見つめる暁月
『うん・・。ぜったいね』と約束をして暁月をひなも見つめる
暁月が噴水から立ち上がり
2人でもう一度顔を見合わせ微笑み合い
手を繋いで駅へ向かう…………