思い出.１４

いきなり

『ほらっ！ひな』とジュースを頬っぺたにつけてくる

『きゃあ！！冷たっ！！』と手を頬におき隣に座っている暁月を見る

『クスッ。ごめんごめん。あとこれ』と微笑む暁月

『うん？・・・なにこれ？？』とハテナになりながら四角い箱のような物を受け取るひな

『開けてもいい？？』と暁月を見る

『うん。いいよ・・・』とニコニコで微笑む暁月

包んでいる袋を開け

箱も開ける………

『えっ？？これって』とびっくりした顔で暁月を見る

『機嫌治った？？』と微笑む暁月

『ありがとう。凄く嬉しいっ！』とニコニコで応えるひな

『せっかくだからつけてあげるよ。ほらっ後ろ向いて』と声をかけられ

もらったプレゼントを首につけてくれる

もらったものはイルカのネックレス☆

何かの話と似てますがw

つけてもらって上機嫌なひな

あまりに機嫌がよかったからか

『そんなに嬉しいの？？』と笑顔で聞く暁月

『うん。嬉しいです・・・。』と急に恥ずかしくなるひな

恥ずかしがっていると

音楽が鳴り始め

イルカショーが始まる………

イルカショーがはじまるともちろん

さっきのことは

すっかり

忘れて真剣にショーを見入っているひな

真剣に見ていると

突然隣でカメラ音が鳴る

不思議に思い暁月の方を見ると

カメラをひなに向けている・・・

うん？何・・・？？

『もしかして写真撮ったの？？』と聞くひな

『うん。バッチリ真剣なひなを撮ったよ』とニヤッと笑っている暁月

『ちょっと！ダメだよ！！』と怒ってるひな

『真剣で面白かったのに』と笑いながらカメラをしまう

もう・・なんで

いつもこうなんだか・・・

と考えていると

『あっ！ひな今見た？？』と真剣な顔をして指を指す暁月

『えっ？？』と振り返るとイルカの1番見たかった場面は終わっていて

うそ・・・

見れなかった・・・

『もう！見れなかったじゃん！！』と暁月に怒るひな

『ひなが悪いんだよ。こっち向くから』と笑っている

はぁ～とため息をつく

けど・・・

さっきのネックレスを見て

ほっとするひな

『ひな。ちゃんと最後まで見てね』と笑って声をかけられ

『うん。』と頷き

また、

真剣にショーを見る………