夢物語165 4.5.3
『疑ってるの?僕を』とからかいながら言うミン
『だって、凄い俳優さんだから………』と少し寂しそうに応えるきっか
その姿を見て
『演技に見える??』と微笑見ながら聞くミン
『ううん。本気に聞こえるよ。だから、ちょっと怖いの』と遠くを見ながら応えるきっか
『きっかは、心配しすぎだよ。結構、僕単純だよ。今きっかに近寄らないでって言われたらきっと寂しくて死んじゃうよ』と笑いながら冗談を言うミン
『ミンは、ズルイよ。もう離れられないよ。』と下を向く
『もう、離れなくてもいいでしょ?婚約したんだから』と楽しそうなミン
『うん。でも、結婚するまでは日本にいないといけないし、やっぱり・・・』と心配そうに言うきっか
『きっか・・・サランヘヨ』ときっかを見つめ微笑んで応えるミン
『もう、ミンはいつも余裕なんだから』と少し怒りながらもミンの言葉でなぜかホッとしているきっか
『心配しても仕方ないでしょ。ほらっ、きっか手をだして』ときっかに声を掛ける
『なに?』と不思議がりミンを見る
『デート中なんだから楽しまなくちゃ』と笑顔で微笑み、ある物をきっかの手の中に渡す