yumemonogatari

いろんな恋愛のお話です☆短編から長編まであります^ - ^

月物語.1

ある日

 

月のかけらの展示会が近くのデパートで行われた、、、

 

 

そこで

 

ある記憶が蘇る、、、

 

 

『美桜(みお)今日行くでしょ??』とさあやが聞く

 

『う、ん??どこに??』と不思議な顔をして聞く美桜

 

 

『どこって、、ほらっ!前言ってた展示会だよ。』と目をキラキラさせて話すさあや

 

『あっ、、そうだった、、月のかけらだっけ?』と教科書をしまいながら話す美桜

 

 

『うんっ!あれだけは興味があって』とさあや

 

『ふ〜ん、、月、、、』と話していると

 

どこからか声が

『、、姫、、、こっちです』と頭に声が響く

 

 

『えっ、、?』と変な感覚に襲われ

 

天井を見上げる美桜

 

でも、、全く声は聞こえない、、、

 

 

『どうしたの美桜??』とびっくりするさあや

 

『えっ、、?あっ、、何にもだよ』と笑って応える美桜

 

変なのなんだったんだろう、、?

 

美桜はこの時

何が自分に起きたのか全くわからなかった、、、

 

『どうする?一緒に見に行ってくれる??』と涙目になりながら必死に頼むさあや

 

そんなさあやを見て

美桜はクスッと微笑み

『いいよ。行くに決まってるじゃん。さあやの頼みだもん』とニコッと微笑む美桜

 

 

『やった〜。後で何かおごるね』と微笑むさあや

 

さあやの微笑む姿を見て美桜も一緒に微笑む

 

けど、、

さっきの声がまだ耳に残っている美桜、、、

 

姫、??何、?

 

と思いながら、、、

 

月のかけらの展示会へ向かう美桜とさあや

 

 

展示場に付き中に入る2人

 

人が沢山いる、、、

 

警備員の人もいて

たくさんの人でいっぱいになっている展示場

 

美桜とさあやもいろんなところを見て回る、、、

 

さあやは凄くはしゃぎ美桜に月のことについて教えている

 

 

美桜は微笑みながらその話を聞き

後をずっとついて行く

 

たまたま

さあやの後ろについて歩いていると

 

ふと、、

人気のない展示物を見つける美桜

 

なぜかそれに惹かれ

 

美桜は

 

その展示物に近寄る、、、

 

 

展示物を覗いて見ると

 

さっき教室で聞こえた声が

 

さっきよりも鮮明に

また、聞こえてきた、、、

 

『姫、こっちですよ。、、早く来てください』と若い男の人の声

 

そして、

そこから急に頭が痛くなり

 

その場でしゃがみ込み

目を瞑り頭を押さえる美桜

 

落ち着くまで目を瞑り様子を見ることに、、、

 

すると少したち

頭痛が治る美桜

 

ホッと安心して目を開ける、、、

 

すると、、、

 

さっきの展示場と違う場所にしゃがみこんでいた、、、

 

 

『えっ?!ここ、、??』と周りを見渡しその場で立つ美桜

 

 

『あっ!やっと見つけましたよ!!姫ここにいたんですね。』と微笑んで話しかけてくる女の人

 

『えっ、、、??』と不思議な顔をして女の人を見つめる

 

 

『姫?どうしたんですか??どこか具合でも悪いんですか??』と心配する女の人

 

『あっ、違うの、、あの私って、、』と女の人に話かける美桜

 

『えっ??、、何言ってるんですか?エミール姫。ついに自分の名前も忘れたんですか??』と呆れる女の人

 

『あっ、、忘れるわけないでしょ。自分の名前だもん』と必死に合わす美桜

 

『じゃあ、私の名前も、、覚えていますか??』と確認する女の人

 

『えっ、、と、確か、、、』と困る美桜

 

『えっ??本当にお忘れになったんですか??大丈夫ですか、エミール姫』と心配そうに顔を見つめる女の人

 

『ごめんなさい、、、記憶が、、』と真剣に謝る美桜

 

『そうですか、、、エミール姫は、、、寝ぼけてるんですね。仕方ありませんね、、、』と美桜をじっと見つめる女の人

 

『あっ、、、ごめんなさい。なんか調子が悪くて、、今度は忘れないから』と手を合わせて謝る美桜

 

『絶対にですよ!私の名前はアリスです!エミール姫の世話人ですよ。、、今は教えますけど忘れないでくださいね!!』と人差し指を出し応えるアリス

 

『はい。絶対忘れないです。、、、あと、、ごめんなさい。ここってどこですか??』と聞きにくそうに話す美桜

 

『えっ、、?姫、、、??あの、何言ってるんですか??ここは小さい島のドルマですよ。姫はキスティス城に住んでるではありませんか。自分の住んでいる場所も忘れたんですか??』とびっくりするアリス

 

『あっ、、きっとさっき頭をぶつけたから、、きっとそのせいよ』と慌てて合わす美桜

 

『そうですか、、、。よっぽど酷く頭をぶつけたんですね、、、あっ!じゃあ、エミール姫今日はちなみに何の日か覚えてますか??』と真剣に話すアリス

 

『えっ??あっ、、何の日だったかなぁ??大した用事じゃないわよね』と笑って話す美桜

 

『えっ!!姫何言ってるんですか、、今日はエミール姫の結婚式ですよ』と話すアリス

 

 

『えっ!!?、、け、、けっこん?!』と目を丸くして話す美桜

 

『そうですよ。幼馴染のカミル王子ですよ』と困った顔をして話すアリス

 

『あっ、、そうだったね、カミルよね、、、』と笑う美桜

 

それを見てはぁ〜とため息をつくアリス

 

 

2人で話しているとそこへ

 

 

馬に乗った人がやってくる、、、

 

 

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