クリスマスは素敵？？４
『ごめんっ！待たせたよね。はぁはぁ・・・』と息を切らすハノン
乗降口でスマホを見ながら待っている真斗
「うん？クスクス・・・大丈夫だよ。今来たところだから」と微笑む真斗
『あっ・・・。ありがとう。』となんか照れるハノン
「ほらっ！行こう」といきなり手を繋ぐ真斗
（えっ？！
今まで手なんて繋いだことなかったのに・・・
ダメだぁ〜緊張する・・・）
顔が強張るハノン
「ハノン？？さっきからどうしたの？？」と微笑む真斗
『あっ・・・何もだよ』と下を向く
「ハノン？？」と顔を近づけてくる真斗
（やだやだ
余計に緊張する・・・）
「ハノン着いたよっ！ここで食べよう」と声を掛けられる
顔を上げると
真斗と顔が凄く近くなる・・・
カッコいい・・・
とついつい見惚れてしまった
すると顔を背ける真斗
えっ？？今逸らしたよね・・？？
「ハノン・・・。ここ座って」と肩を掴み座らせられる
（あっ・・・緊張して気づかなかったけど
ここって
真斗が私に告白してきた場所だ！！）
パッと真斗の方を振り向き
『えっと・・・。あの』と真斗の顔を見る
「ハノン。真斗だよ」と微笑む
実は、
付き合って１ヶ月経つのに
彼の顔を見ると
名前が言えなくなってしまうのだ
『う・・ん。ま・・まさ・・・と///』と顔が赤くなるハノン
「はいっ！よくできました〜」と微笑む真斗
『う・・ん。がんばる///』と真っ赤になるハノン
「ハノン。そんな慌てなくていいよ」と微笑む真斗
『で・・でも。やっぱり』
（ヤバイよ〜
もう緊張してうまく話せない・・・）
「ハノン・・・。」と微笑む真斗
『うん？・・何？？』と真斗を見つめる
「やっとちゃんと見てくれた」と微笑む真斗
『あっ・・だよね。やっぱりこんな彼女やだよね・・・』となんか悲しくなるハノン
「ハノン。僕も一緒だから・・・。」とハノンの手を取り真斗の胸のところに手を置く
（えっ？？
真斗の心臓早い………）
「ほらっ！言ったろ？？・・ハノンにはカッコいいところ見せたいから・・・いつも頑張ってるんだよ///」と照れながら笑う真斗
（真斗も一緒なんだ……）
それを知ったハノンは
暗かった顔がパッと明るくなり
『まさ・と・・。はかっこいいよっ！！』と必死に応えるハノン
「あ・・ありがとう」とびっくりしながらハノンを見る真斗
