クリスマスは彼と・・・9
『あっ!私のです。ちょっと電話してきます。』と寝室に急いで向かう優奈
………
貴之は蓮のことを見て
ニコッと微笑み
『蓮。ここは貴之お父さんに相談してみたらどうだ』と肩を叩く
『はぁ?何言って・・・。だいたいお前がいつ俺のお父さんになったんだよ!』と呆れる蓮
『だって・・付き合ったなんて知らなかったし・・・。親友だと思ってたのに。いつからなんだよ。』とニコッと笑って聞く貴之
『えっと・・・。お前と電話してからかなぁ・・・』と考えながら話す蓮
『じゃあ、さっさと彼女に言えばよかっただろう!』と呆れる貴之
『だから!!・・言えるわけないだろ』と困った顔をする蓮
『はぁ~。お前奥手すぎる・・・。イケメンなのにもったいねぇ。そんなに大切ってこと?』と蓮の様子を伺う
『・・・。』
『わかったよ。お前の気持ち・・・。だからって初対面の子襲うなよ』と睨む貴之
『そのことなんだけど・・・。別に俺が迫ったわけじゃ・・・』と頭をかき困る蓮
『それって・・・えっ?お前からじゃないの??』とびっくりする貴之
『ちがう・・かなぁ・・・ハハハッ』と苦笑いする
『彼女そんなに積極的なんだ・・・。俺はてっきり・・・。』
『だよな・・。一目惚れしたのはそうなんだけど・・・気づいたら俺の腕で寝てて』と困りながら笑う蓮
『わかった・・・もうそれ以上は聞かないけど・・。お前さっきから照れすぎ。・・・イケメンイメージ崩れるわ。・・・パーティーではそんな顔すんなよ!』
『えっ?!俺そんな顔してた・・///?』と初めて気付く蓮
凄く真っ赤な顔をする
『だから!・・・はぁ~。俺が悪かった。それに言葉遣いが俺になってるし・・・。お前この仕事してから気をつけてただろう?』
『ご、ごめん。・・・なんか俺今日ヤバイ気がする・・・。』
『また、俺になってるよ・・・。まぁ、俺もついてるし。大丈夫だろう?それに優奈ちゃんいるし』とニヤッと笑う貴之
『はぁ~。嫌な予感しかしねぇ・・・。』と頭を抑える蓮
『蓮。お前の未来がかかってるんだから。がんばれ!』とニコッと合図する
『お前・・・この状況楽しんでるだろう?』と溜息をつく
『いや・・そんなことないよん。』と笑う貴之
『おまえは・・・と言おうとした時
優奈が戻ってきて
ビクッとなる蓮
『うん?蓮くん・・?どうしたの??』と優奈が蓮の顔を覗く
『いや・・・。何もだよ!ほらっ行くぞ~。』と優奈と手を繋ぎ家から出る