クリスマスは彼と・・・19
『蓮っ!!お前なぁ~。』とため息をつく奏太
『あぁ・・・。』と優奈の腰に手を回し奏太を見る蓮
『あぁ・・じゃねぇ~よ!!』と蓮に近寄る
そして、
蓮を殴ろうとする奏太
『えっ!きゃあっ!』と目を瞑る優奈
するとパチンと音がする
怯えながら
そっと目を開ける優奈
目を開けると
2人でハイタッチをしている………
えっ??
どういうこと・・・??
ハテナになる優奈
『ごめんごめん。優奈。実はこいつ俺の幼馴染なんだ』とニコッと笑う蓮
『えっ・・』とそのまま固まる優奈
魂が抜けたように
ぼっ~としている優奈
『あっ・・。優奈ちゃん??・・優奈ちゃん!!』と声を必死でかける奏太
それにハッとして
『お・・幼馴染ぃ?!』とかなりびっくりする優奈
『うん・・。ごめん。黙ってて。』と頭を下げる奏太
ホッとする優奈
『隠さないといけなくなったの。蓮のせいだからな。』と蓮を見て睨む奏太
『まぁまぁ。その辺にしといて下さい』と頭を下げる貴之
『こうなったのだって・・・。蓮が優奈ちゃんをいじめるからだろ?!』と文句を言う奏太
『あっ・・。ご・・ごめん。奏太。まさかお前と一緒いるとは思わなかったから』と頭を下げる
『はぁ~。・・本当に珍しいなぁ。お前が謝るなんて・・・。』と驚く奏太
『いや。お前には凄く迷惑かけたから・・・。』と深く頭を下げる蓮
『まぁ。いいよ。俺のせいといえば俺のせいだし。ほらっ。早く中行くぞ!じゃないと後で親父に怒られる』と慌てる奏太
そして、
急いで会場に戻る4人…………
中に入ると
仁王立ちしている女の人が立っていた
『ちょっと!!貴之!』と怒っている
『あっ・・・。ご・・ごめん。美希奈・・・』とたどたどしくなる貴之
『ほらっ!一緒に回るよ』と腕を組み貴之を連れて行く
『貴之!美希奈!!ありがとう』と慌てる蓮
美希奈と貴之が振り向き
ニコッと笑い
こっちを向き手を振り中に入って行く2人
『ほらっ!お前たちも早く仲直りしろよ!!』と蓮の背中を叩く奏太
『奏太!お前痛いって!!』と睨む蓮
『俺が優奈ちゃんと一緒にいなかったら、優奈ちゃんどうなってたかなぁ??』と蓮を冷たい目で見る奏太
『そ・・それは・・・。』と気まずそうな蓮
『それに・・。優奈ちゃん気に入ったから・・・』と微笑み優奈を見る奏太
それにドキッとする優奈………