yumemonogatari

いろんな恋愛のお話です☆短編から長編まであります^ - ^

バレンタインデー☆1

今年はどうしよう・・・

 

 

実は今私は凄く悩んでいる

 

 

何故かというと

 

もうすぐバレンタインデーがやってくるから………

 

 

バレンタインデー………

 

今まで全く気にしたことのないイベント

 

 

でも

今回のバレンタインデーだけは特別……

 

 

それは………

 

 

好きな人にどうしても

 

チョコレートを渡したいから……

 

 

う〜ん………だけど

 

 

だけど………

 

どうやって渡したらいいのかわからない

 

 

………

 

『はぁ〜。』と机に座り深いため息がでる海里(かいり)

 

『どうした??海里??』と隣から顔を覗き込む空(そら)

 

『あっ・・・』と空を見る

 

『うん??どうした??』と不思議な顔で海里を見つめる

 

『何でもない・・・』と空からすぐ目を晒し顔を隠す海里

 

『海里??』と頭を撫でようと手を伸ばす空

 

すると

『あっ!!まだこんなところにいたの!!』と怒っている雪

 

『ゆ・・き・・??』と顔を上げる海里

 

『もう!!今日はカラオケに行く約束したでしょ!!』と腕を組み怒っている雪

 

『カラオケ・・・?』と考える海里

 

『あっ!!!あれって今日だったの?!』と席を思いっきり立つ

 

『そうだよ。・・空もこの前聞いてたよね??』と空を見る雪

 

『えっ??そうだっけ・・・?』と惚ける空

 

『もうっ!いつも2人して!!』と怒る雪

 

『ごめん!ごめん!!今から行こう』と手を合わせて謝る海里

 

『本当に・・。』と空を見る

 

 

『俺は部活あるから・・。行くわ』と空も席を立つ

 

『えっ!空行かないの??』と慌てる海里

 

『うん。また、今度な』と微笑んで手を振り部屋から出て行く空

 

『あっ・・。』と何か言いたげな海里

 

結局声を掛けられず

その場でたたずむ海里

 

『あ〜あ。海里・・。どうするの??』と海里の顔を見る雪

 

『だって〜!!』と泣きつく

 

『大丈夫だよ。ほらっ!もうすぐバレンタインデーがあるし。』と微笑む雪

 

『でもでも。私・・。自信ないもん』と半べそを書く

 

『もう。ほらっ!取り敢えず。カラオケ行こう!!』と海里の腕を引っ張りそのまま教室から出て行く

 

カラオケに向かう途中

『ねぇ〜。雪・・・。私ね。』と言いにくそうにする海里

 

『うん?どうしたの??』とハテナな顔をして海里の話を聞く