思い出.9
『うん?何・・?』と暁月を見つめる
『もっと甘えていいよ。』と急に真剣な顔になる暁月
あっ・・・
それかぁ……
だよね………
なんて思いながら彼を見つめ
『えっとね・・。私・・どうやって甘えたらいいかわからない・・・』と応える
『なんで・・・?』
『ワガママな女にはなりたくないから・・それに重たいのもいや。』
『ワガママって・・。ひな甘えるって意味わかってる??』
『わかってるつもりだけど・・・。なんかそれができないかなぁ・・』と暁月を見つめるひな
『会いたいなら会いたいとか言ってもいいんだよ。それはわがままと違うから。それにもっと甘えてくれた方が嬉しいかなぁ。ひながわがままだと思ってること。きっとわがままじゃないと思うよ。』
えっ・・
初めて言われた……
あっちゃん
私の事わかってるんだ……
でも、
甘えてって言われても
今までそんなことした事ないし
甘えてたつもりだったけど……
やっぱり無理してたのかぁ・・?
あっちゃんは本当凄い
付き合ってよかったかもなんてこの時思ってしまった
『そっかぁ~。でも、よくわからないから。甘えれるかどうか・・・』と応えると
いきなり凄く笑いだす彼
そして、
真剣な顔になり
夜景を見ながらいきなり抱きしめられる
それにまたドキッとしてしまって……
『わがままだと思ったら、その時はちゃんと教えるよ』と微笑みひなの顔を覗き込む暁月
『うん・・///。ありがとう・・・///』
本当に彼の事を考える日になった………