夢物語280 6.2.4
きっかはミンの調子が悪いと思い
『大丈夫?』と顔を覗き込み優しく声を掛ける
『うん。なんか、きんちょうしてきて・・・。ドラマ撮影の初顔合わせみたい』と固まるミン
『大丈夫だよ』と周りをきょろきょろして誰も見ていないのを確認するきっか
そして、
そっとキスをしてニコッと微笑むきっか
『ありがとう。』とミンも一緒に微笑む
『名古屋に行ったら、きっかが住んでいた所をいろいろ案内してよ』と微笑んで応えるミン
『いいよ。何見たい?名古屋といえば名古屋城かなぁ?水族館もいいけど、遊園地もあるよ。』と嬉しそうに話すきっか
『じゃあ、お城を見に行きたい。日本のお城あまり見た事ないから興味があって』とはしゃぐミン
『わかった。夜にお母さん達と会う予定だから観光してから行こうかぁ。』とニコッと笑って応えるきっか
東京からの新幹線なので
あっという間に名古屋に着く
名古屋に着いたらお城に行くためバスに乗り変える
名古屋城に着く
『日本のお城ってすごいなぁ。やっぱり韓国と全然違う』と嬉しくてはしゃぐミン
歩いていると武将隊がたまたま通りかかる
そして、
『お主、わしは信長じゃ』といきなり声を掛けてくる
そこへ敵国の武将たちもやってくる
信長の家来たちが刀を抜く
『お主も戦ってくれ』となぜか刀を持たされるミン
その姿が面白くてきっかが笑っている
なぜか一緒に戦うことに
刀を渡されたミンを襲いかかってくる武将
ミンは殺陣に慣れてるので
あしらって武将達をたちまちやっつける
それを見ていた信長が
『お主なかなか強いでござるなぁ。わしの護衛につかんか?』とミンに聞く
ミンは言われている意味があんまりわからずきっかを見て困る
その姿を見たきっかが彼はさすらいものなのでそれは無理ですとはっきり断る
『そうかぁ~。またなにかあったらわしの力になってくれ』とミンにニコッと微笑み肩を叩く信長
武将隊はそのままきっか達に手を振ってその場を去って行く
『ミン目立ちすぎだよ』と笑うきっか
『いきなり刀渡されたから』と笑うミン
周りの人たちがみんな見てる
きっかとミンは顔を見合わせ
急いで手を繋ぎその場所からさっと離れる