youth 恋、、、?.6
『あ、ありがとう。これ凄くいいよ』と微笑む準
顔が赤くなるひろみ
その姿をそっと見つめ
『そろそろ帰ろっか。遅くなっちゃったね、ごめんね。』と微笑む準
『いえ、、。私こそ誘ってもらえて嬉しかったです』と深々とお辞儀をする
お店を出て車へ
あんなに話が盛り上がっていたのに沈黙状態が続く
重たい口を準から開く
『えっと、、、家ってどこの辺り?』と微笑みながらひろみに聞く
『あっ、そこの角を曲がったところです。』
『えっ?ここなの?!な〜んだ、僕の家から本当近いよ』と微笑む準
『そうなんですか??あっ!ここです。』と嬉しそうに応えるひろみ
『今日はありがとうございました。凄く楽しかったです。』と準を見つめて微笑む
『こちらこそライブを見にきてくれてありがとう。』と応える準
車を降りるひろみ
準が『じゃあ、またね』と車の窓越しから微笑む
『あっ、はい。、、準、本当にありがとう』と恥ずかしそうに応えるひろみ
ニコッと笑い手を振り車で家に帰って行く準
車をずっ〜と見つめて見送るひろみ
家に入り
『はぁ〜。なんか変な日だったなぁ。けど、、準、、、かっこいい』と思い返すとドキドキするひろみ
うきうきしながらその日は就寝する、、、
次の日の朝
眼が覚めるひろみ
目覚まし時計を確認すると
『うそ?!なんで、、、こんな時に目覚まし時計が壊れるなんて、本当ついてない。遅刻だぁ〜。』と泣きそうになりながら支度をする
そして、急いで部屋から出て行く
走って駅に向かうひろみ
全力疾走で走る
ちょうど準が車でそこを通りかかる
『ひろみ?そんなに急いでどうしたの??』と後ろから車のウインドーを開け声を掛ける
びっくりしてその場で止まり振り返る
『お、、おはようございます、、。』と焦るひろみ
『そんなに急いで、、、、えっ!?もしかして、、寝坊とか??』と笑う準
余計恥ずかしくなるひろみ
『ほらっ、学校まで送ってあげるよ。乗って〜。』と微笑む準
『でも、、』と悪そうに応えるひろみ
『早くしないと遅刻しちゃうよ』と微笑む
ひろみは時計を見てもっと慌てる
『すみません。、、、あの、お願いします』と準に深々と頭を下げ急いで車に乗る
『本当、ひろみは面白いね。』と凄く笑う準
『だって、、目覚まし時計が壊れてて、、ははは』と苦笑いするひろみ
『なんかあったら、また頼んでいいよ。夜以外は結構都合がつきやすいから』と微笑む準
『でも、悪いですから、、』と言いつつ嬉しいひろみ
『そうだ!!後でスマホの番号教えて』と微笑む準
『あっ、はい。わかりました』とびっくりするひろみ
ただでさえ、準といるだけで緊張するのにスマホの番号まで交換できるなんてと凄く嬉しいひろみ
学校に着き
スマホの番号を交換する2人
『じゃあ、気をつけてね、迷子になっちゃダメだよ』と心配しながら手を振る準
『はい。、、ありがとうございます』と手を振り返す
準を見送り
時計を確認する
早めに着いたので
よかった〜とホッとする
そして
教室に入る
授業も余裕で間に合い
お昼時間になる
『ひろみ〜。聞いたぞ〜。』とニヤニヤ笑いながら近寄ってくる花音
『えっ??なにを??』とびっくりするひろみ
『車で男の人に送ってもらったんだって、、、隅に置けないね〜。ひろみも。それに相手は噂ではめちゃイケメンらしいじゃん』とニコニコで応える花音
『そんなんじゃないよ、、、。』と顔が曇る
そして、
急に泣きそうになるひろみ
『えっ!?何々??』とびっくりする花音
ひろみが抱きつく
『ほらっ、何があったの??このお姉様に教えて』と偉そうに言う花音
昨日会ったことを全部説明するひろみ
『ほらっ、泣かないでよ。』と背中を優しく摩る花音
『うん、、、』と落ち込んでいるひろみ
『ってことは、ひろみ、、準さんのこと好きなの??』と真剣に聞く花音
『ごめん。花音、、、』と悪そうに応える
クスクス笑い
『大丈夫だよ。私の好きなのはドラムの誠さんだから』とニコッと笑う
『まさか、ひろみがねぇ〜。で、どうなったの??』と嬉しそうに聞く花音
『わからない、、、でも、たぶん、、、』と余計に落ち込む
『そんな事ないでしょ。デートしてるんだから。早速メールしなよ。絶対それがいいよ〜。あ〜羨ましい』と笑って応える花音
『今度、誠さんにも合わせて』と目をキラキラさせる花音
『わかったよ』と笑って応えるひろみ
その頃、準
なんか機嫌がいい準
メンバーがそれを見て気になる
『なんだ、うまくいったの??』と肩を組む結
『あっ、結、車ありがとう助かったよ』と鍵を返す
『どこまでいったの?』と興味津々で聞く剱
『おい、お前と違うから、、変なこと聞くなよ』と真剣に言う誠
『だって〜。気になるだろう』と駄々をこねる剱
『別に何もないよ。』と澄ました顔で言う準
『なんだよ。準教えてよ〜〜。』と服を引っ張る剱
『誠〜。もう、ライブって、デビューまでやらないんだよね??』と急に真剣な顔で聞く準
『もしかして、彼女に見せたいの??』と笑う誠
『できれば、、、』と真剣に応える準
『じゃあ、久々に路上ライブやろうか。』とニコニコで応える誠
『でも、大丈夫なの??』と心配する達也
『マネージャーに許可得れば大丈夫だよ。きたら俺から伝えておくよ』とニコニコで応える結
『で、お前。彼女のこと好きなのか??』と準を問い詰める達也
『たぶん、、、。そうだと、、』と照れてる準
『はぁ〜。本当可愛い準ちゃんだね。』とからかう結
『やめろってその言い方。同じ歳だろ、、』と恥ずかしくなる準
『だって可愛い。』と笑う結と誠
『ズルイよ。準だけ、、、』と拗ねてる剱
『お前は、女いるだろう?』と真面目にいう結
『そうだけど、あんな純粋な子いないもん』と駄々をこねる剱
『それを言うなら俺だって一緒だ』と真面目に応える達也
『お前たちは〜。もう静かにしてくれ。今から大事な打ち合わせだぞ!!』と怒る誠
『は〜い。』と誠の言うことは素直聞く達也と剱
そこへマネージャーがこれからの活動の説明にやってくる、、、