夢物語175 5.2.2
『僕ができないの知ってるでしょ。だいたいきっかが相手だったら何するかわからないし』と拗ねる
『わかってるなら、我慢しなよ。』と呆れるシン
『わかってるけど・・・』と今日はやけに拗ねる
『ミン・・・。』と声を掛けるきっか
花魁姿のきっかの顔を見る
『シンちょっと外出てて』と手を払い遇らうようにミンが言う
シンが仕方なく外へ出て行く
いなくなったのを確認して
『きっか~』と珍しく駄々をこねるミン
『ミン。・・・大丈夫だよ。私のこと信じて。これが最後だから』と優しくミンの手を握って言うきっか
ミンは、その姿を見て『わかったよ。でも、今回だけだよ!』とさっきとはまるで別人の様な仕草でさらっと言うミン
『ありがとう。』と喜ぶきっか
ミンは、何も言わずそのまま優しくきっかを抱きしめる
その後、
衣装を着替えるきっか
何気ない会話をミンとしている
『結婚式どんなとこで挙げる?』と笑顔で聞くきっか
『まだ、気が早いよ。きっかはやっぱり日本で挙げたいの?』と聞いてくる
『私は、ミンとだったら韓国でもどこでもいいよ。ただ、ドレスは必ず着たい』と笑って応える
『それも徐々に考えよう』と楽しむ2人
着替えが終わって
シンに
『ごめんね。着替えも終わったし。部屋に入っていいよ』と笑顔で言葉を掛けるきっか
きっかの様子を見て、ホッと安心するシン