夢物語390 7.11.3
きっかの方を見ると
きっかは目をそらし、ミンの手を離して
遠く離れたところに走り出す
子どものようにはしゃいでいるきっか
そんなきっかを見て微笑むミン
そのまま
ミンがきっかに近づくと
突然
ミンの方を振り返り
『ミン本当にここ綺麗だね~。、、このまま時間が止まったらいいのに・・・』と下を向き呟くきっか
その行動を見て
ミンはニコッと微笑み
『やっぱり仕事不安なんでしょ?』と優しく応えるミン
『うん・・・。』と遠くを見つめるきっか
『大丈夫だよ。僕も近くにいるから。』と微笑んで声を掛けてくれるミン
『うん。わかっているんだけど・・・。やっぱり少し怖いの。・・・私が主役のヒロインなんて、今も信じられない。』と弱気なきっか
『きっかだからできる仕事だよ。他の人なら務まらないよ。』と笑って応えるミン
『そんな風に見える?』と聞き返すきっか
『今日のライブもそうだけど、きっかじゃないとダメなんだよ。自信持って』と勇気付けるミン
『ミン・・ありがとう。なんか少し自信が出てきたよ。』と笑顔で応えるきっか
『そうだ。明後日マネージャーとして僕が一緒に現場に行ってあげるよ。』と微笑みながら応えるミン
『そんなことできるの?!』と真剣に聞くきっか
『うん。いいよ。僕が付いて行くよ。』と楽しそうに応えるミン
『ありがとう。凄く嬉しいよ』と喜ぶきっか
その姿を見て
ミンがきっかに手を差し出す
(本当いつもなんでもわかってくれるミン)
ミンの手を取り
また一緒に歩き出す………
そのままきっかの家に帰ることに…………